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若者の問題、自分の問題、テロの問題、男女の問題、子供の問題、反日の問題、靖国の問題、お金の問題、心理の問題、老人の問題、世間の問題、本気の問題。この「壁」を超えるのはあなた。

超バカの壁

養老孟司/著

778円(税込)

本の仕様

発売日:2006/01/20

読み仮名 チョウバカノカベ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 190ページ
ISBN 978-4-10-610149-6
C-CODE 0210
整理番号 149
ジャンル 評論・文学研究、人文・思想・宗教、ノンフィクション
定価 778円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2008/05/23

「今の日本社会には、明らかに問題がある。どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。そこがなんだか、変なのである」――フリーター、ニート、「自分探し」、テロとの戦い、少子化、靖国参拝、心の傷、男と女、生きがいの喪失等々、現代人の抱える様々な問題の根本が見えてくる。「バカの壁」を超える方法、考え方は自分の頭で生み出す。そのためのヒントが詰まった、養老孟司の新潮新書第三弾。

著者プロフィール

養老孟司 ヨウロウ・タケシ

1937(昭和12)年、鎌倉生れ。解剖学者。東京大学医学部卒。東京大学名誉教授。心の問題や社会現象を、脳科学や解剖学などの知識を交えながら解説し、多くの読者を得た。1989(平成元)年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。新潮新書『バカの壁』は大ヒットし2003年のベストセラー第1位、また新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞した。大の虫好きとして知られ、昆虫採集・標本作成を続けている。『唯脳論』『身体の文学史』『手入れという思想』『遺言。』『半分生きて、半分死んでいる』など著書多数。

目次

まえがき
1 若者の問題
若者は凶暴になったのか
昔の若者は悪かった
私もフリーターだった
憧れのニート
「自分に合った仕事」なんかない
給料は社会にもらう
世襲のすすめ
秀吉はえらい
ニートに感謝する
オンリーワンよりただの人
時期が来る
個性に自信がない
こだわりという壁
2 自分の問題
自分とは一体何者か
無意識の本質的確信
脳は勝手に動く
墓の違い
日本人の「私」
3 テロの問題
テロとは戦うべきか
大切なのは予防
保守の意味
自爆テロと特攻
テロは倫理問題
恋愛もテロ
血税の意味
マツタケ足りて礼節を知る
4 男女の問題
なぜ女は強いのか
男は極端
政治家の夜
動物も安定している
5 子供の問題
少子化はなぜ起こるのか
「らしさ」が消えた
たたき込むことの大切さ
子供中心で考える
大人の都合
子供には手入れ
「ああすればこうなる」式とは
子供と株は違う
いじめは都市が作った
大人のいじめ
6 戦争責任の問題
反日をどう考えるか
北京政府を相手にせず
統一をすすめよう
憲法第九条と後ろめたさ
世論調査は怪しい
被害者根性
7 靖国の問題
靖国参拝の何が悪いのか
私の抱えた靖国問題
解剖体の慰霊
国立宗教の誕生
すっきりしなくていい
中国、韓国は放っておく
8 金の問題
金で買えないものはないか
金への恨み
金で買えない死体
研究は金で買えるか
9 心の問題
心の傷は治すべきか
震災と戦争のPTSD
イライラする匂い
ヤコブソン器官
連続殺人犯の脳
10 人間関係の問題
なぜイライラする人が増えているのか
老人文化の必要性
つかず離れずがいい
ファンレターの返事
原則を持つ
職業倫理のない人
11 システムの問題
活字離れは問題なのか
ネットとメールも活字文化
テレビの影響力
カオス理論
フラクタル理論
結論は物差し次第
わからないことの価値
システムの複雑さ
エントロピーとカラス
丸もうけは無理
12 本気の問題
誤解されると損をするか
誤解はあたりまえ
分をわきまえる
だれでも転職する
遺族に殴られたこと
面倒から逃げない
雑用のすすめ
あとがき

関連書籍

担当編集者のひとこと

「超バカ」の超について

「『バカの壁』『死の壁』と続いて、次の壁は何ですか」
 一時期そんなお尋ねをよく受けました。次の壁も何も、予定もなければ原稿もまったく無い状態なので、著者も担当者も何も考えていません。それでは申し訳ないので、『バカの壁 望郷編』『バカの壁・ターボ』『バカの壁フルスロットル』と適当なお答えをしていくうちにあまり聞かれなくなりました。
 結局、『超バカの壁』に落ち着いたわけですが、この「超バカ」は「ものすごいバカ」という意味ではありません。あくまでも「バカの壁を超越する」という意味なので正確には「超・バカの壁」と表記したほうがいいものです。ただし見た目や面白さを考えて、現在のタイトルに落ち着いたわけです。 内容は、靖国問題、テロ、人間関係まで様々です。ここに並んでいる問題をまったく抱えていないという人は日本にはほとんど居ないのではないかと思います。本書には私たちが直面している問題を「どう考えればいいのか」ということが書かれています。
 著者は「あとがき」で「私の考えが、皆さんの参考になれば幸いである。これまでの二冊で、おかげで楽になりましたとか、安心しましたといってくださる読者がいる。そういう人が増えれば、著者としては本望である」と書いています。どのくらいの方が、楽になったり、安心したりするのかはわかりません。が、とりあえず担当者はこの本で提示されている「考え方」で結構安心したり、救われたりしています。少し穏やかな人間になった気がします。おかげで社内で喧嘩するようなことが減ったような気が自分ではしています。

2006年1月刊より

2006/01/20

蘊蓄倉庫

『超バカの壁』の超常識

『超バカの壁』には、普段私たちが思っている「常識」を覆される指摘が詰まっています。たとえば「今の若者は凶悪化している」ということがよく言われていますが、養老孟司さんは「本当にそうでしょうか」といいます。養老さんが戦後目の当たりにした予科練帰りの人たちの乱暴さ、東大時代に見た学生運動の荒っぽさに比べれば、むしろ大人しいのではないか、と。そういわれると若い人はいつでも適当に乱暴だったのだな、と気づかされるのです。
掲載:2006年1月25日

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