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君が手にするはずだった黄金について

小川哲/著

1,760円(税込)

発売日:2023/10/18

才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは「承認欲求のなれの果て」。

認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。彼らはどこまで嘘をついているのか? いま注目を集める直木賞作家が、成功と承認を渇望する人々の虚実を描く話題作!

目次
プロローグ
三月十日
小説家の鏡
君が手にするはずだった黄金について
偽物
受賞エッセイ

書誌情報

読み仮名 キミガテニスルハズダッタオウゴンニツイテ
装幀 takeru amano/カバー Art works、新潮社装幀室/装幀
雑誌から生まれた本 小説新潮から生まれた本
発行形態 書籍、電子書籍
判型 四六判
頁数 250ページ
ISBN 978-4-10-355311-3
C-CODE 0093
ジャンル 文芸作品
定価 1,760円
電子書籍 価格 1,760円
電子書籍 配信開始日 2023/10/18

著者プロフィール

小川哲

オガワ・サトシ

1986年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年、「ユートロニカのこちら側」で第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を受賞しデビュー。2017年刊行の『ゲームの王国』で第31回山本周五郎賞、第38回日本SF大賞を受賞。2019年刊行の短篇集『嘘と正典』は第162回直木三十五賞候補となった。2022年刊行の『地図と拳』で第13回山田風太郎賞、第168回直木三十五賞を受賞。同年刊行の『君のクイズ』は第76回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉を受賞している。

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