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#真相をお話しします

結城真一郎/著

1,705円(税込)

発売日:2022/06/30

書誌情報

読み仮名 ハッシュタグシンソウヲオハナシシマス
装幀 太田侑子/装画、新潮社装幀室/装幀
雑誌から生まれた本 小説新潮から生まれた本
発行形態 書籍、電子書籍
判型 四六判変型
頁数 221ページ
ISBN 978-4-10-352234-8
C-CODE 0093
ジャンル ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
定価 1,705円
電子書籍 価格 1,705円
電子書籍 配信開始日 2022/06/30

ミステリ界の超新星が仕掛ける、五つの罠。日常に潜む小さな“歪み”を、あなたは見抜くことができるか。

子供が四人しかいない島で、僕らは「YouTuber」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとたちがよそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)。日本の〈いま〉とミステリが禁断の融合! 緻密で大胆な構成と容赦ない「どんでん返し」の波状攻撃に瞠目せよ。日本推理作家協会賞受賞作を含む、痺れる五篇。

  • 受賞
    第74回 日本推理作家協会賞 短編部門
目次
惨者面談
ヤリモク
パンドラ
三角奸計
#拡散希望

インタビュー/対談/エッセイ

「謎」は、進化する。

伊沢拓司結城真一郎

〈現代〉と〈ミステリ〉の融合をテーマに、自身初の短編集を刊行する結城真一郎さん。このたび、東大発の知識集団QuizKnockの代表であり、YouTuberとしてもクイズの魅力を発信し続ける、伊沢拓司さんとの対談が実現しました。奇しくも「開成からの東大組」であるお二人が、ミステリとクイズ、両者の「謎」の魅力と可能性について語り合います。

伊沢 結城さんは何組でしたか?

結城 赤組です。伊沢さんは?

伊沢 橙組でした。ちなみに役職は? 僕は助組だったのですが。

結城 ……団長です。

伊沢 おおー!

編集 すみません、一体何の話を……。

伊沢 開成出身者に定番のアイスブレークトークというのがありまして。

結城 一学年に8クラスあるのですが、色で分かれているんです。伊沢さんは僕の3学年後輩にあたりますが、開成OB同士であれば「自分は○組で役職は〇〇だった」みたいな話で小一時間は盛り上がることができる。

伊沢 なかでも団長は最強の役職ですよ。スペードのキングと同じ。

結城 要するに運動会のときの応援団の「団長」のことなんですけど、僕みたいな目立ちたがり屋がなることが多いかも知れない。

伊沢 綱紀粛正に努める立場でありながら人気者でもある。顔役ですね。在学中は「開成らしさ」を存分に味わったんじゃないですか?

結城 そうですね。運動会や文化祭に全力投球するタイプだったので。

伊沢 それでいて本をたくさん読んだり、ミステリについて考えたりできたのがすごい。

結城 実際、在学中からめちゃくちゃ本を読んでいたかというと、それほどでもないかもしれません。サッカー部に入っていたので、休日も試合があると一日潰れてしまうし。でも、試験期間中に集中して読んだりしていました(笑)。それより勉強しろよ、って話なんだけど。

伊沢 それはすごい。でも自由度が高い学校だから、そのぶん、手持ちの時間をどう活かしていくかが大事でしたよね。

結城 勉強だって強制されるわけではないから、自制心が試される。本当に自分が何をしたいのかを自分で決めないと、何も成し得ないまま時間だけが過ぎてしまう。

伊沢 確かにそのとおりですね。

結城 でも、なにかにとことん熱中する、というのは中高生の特権だと思うし、それを実現できるだけの環境が開成には整っていた。それが、伊沢さんの場合は「クイズ」だったわけですね。

伊沢 僕が開成にいた頃は「競技クイズ」自体がマイノリティな存在で、開成のクイズ研究部も小さい団体でした。でも、誰にも邪魔されなかったから活動に集中できたし、それでいて「クイズだけ」ではなくて、運動会や文化祭にも参加しようと思ったら全力で楽しめた。とりあえず自分のキャパシティを考えずに突き進む、みたいなタイプにはすごく良い環境でしたよね。

結城 確かに、伊沢さんたちが大活躍する前の「クイ研」って、マジョリティとはいえなかったけど、きちんと自分の居場所は確保できていて。

伊沢 間違いない。

結城 彼らが頑張っている姿を見て、周りは「何をやってるんだろう」と訝しがりながら、でも、心の底では応援してる、みたいな共通認識もあった。

伊沢 チャレンジ精神は間違いなく養われましたね。今回の『#真相をお話しします』は題材が「家庭教師の斡旋業者」、「マッチングアプリ」、「精子提供」、「リモート飲み会」、そして「YouTuber」と、バリエーションがすごい豊かで、かつ随所にリアルなディテールが入っている。この幅広さが、まず凄いな、と思ったんですけど、その話題の豊富さも、会社勤めをされながら作家活動をする、挑戦心とバイタリティから来ているのかも――なんてことを考えながら読みました。

結城 いやぁ、開成の後輩というのは改めて良いもんだと実感しますね(笑)。

楽しい、悔しい、ぞっとする

伊沢 僕自身、普段からミステリ小説に馴れ親しんでいるわけではなくて、例えば小学生の頃にシャーロック・ホームズにハマったり、江戸川乱歩の『少年探偵団』を好んで読んでいた、程度の読書体験なんですけど、今回は完全に謎を解くつもりで読みました。

結城 なんと!

伊沢 クイズも出題する際に、まず相手に「解かせる気持ちにさせる」ことが大事だと思っていて、僕も前置きの言い方に気をつけたり、合間にヒントを出したりして、「解きたい!」と思える雰囲気作りに気を配るのですが、この短編集はどの話も謎解きの世界やミステリの世界に入り込ませる段取りが丁寧になされているように感じました。

結城 おぉ、それは良かったです!

伊沢 文章の随所に「これは怪しいな」と思わせるヒントらしきものが出てくる。だから推理しながら読み進められるし「解けた」つもりになるのですが、各話の結末には「でも、ここは気がつかなかった」というポイントが必ずあって、悔しい気持ちにさせられる。さらには予想外のぞっとするようなラストが待っていて、思わず作品の世界に入り込んでしまうつくりにもなっていました。「楽しい」「悔しい」「ぞっとする」。この3つが各短編の読後感に共通するところなのかなと。

結城 確かに。

伊沢 特に悔しかったのは、最後の短編「#拡散希望」ですよ。これはYouTubeも関わってくる話でしたので、職業柄、なんで真相に辿りつけなかったのか!と。いろいろと絶妙なヒントがあったにもかかわらず、思い至らなかったことへの悔しさで一回本を閉じる。そして、また読んでみると、改めて伏線に気がついて「これ俺、気づけたじゃん」と。また反省しちゃって。

結城真一郎

結城 本業の方にそう言っていただけるのは自信になります。

伊沢 久々にミステリの作品を読みましたけど、本当に楽しかったし、他にもいろいろな作品を読んでみたいなと思いました。

結城 伊沢さんのように普段からミステリを読んでるわけではない人に刺さった、というのが、実は一番うれしいかも。

伊沢 そうなんですか?

結城 今回の作品は「久しぶりにミステリでも読んでみようかな」とか「小説自体、あまり読まないけどなんかおもろそう」ぐらいの軽い気持ちで手にとって欲しいんですよ。

伊沢 まさにそれ、クイズの出題みたいですね。「解かせる」雰囲気を、押し付けがましくなく感じられたので、普段、クイズの問題を作っている者としても、気持ち良く読めました。

フェアネスと美意識

結城 ただ、クイズの場合はある程度、正解をしてもらうことを前提に出題しますよね。ミステリの場合は基本的に正解されないように物語を構築するので、そのベクトルの微妙な違いが面白いな、とは少し思っています。

伊沢 確かに。

結城 いずれにせよ、重要なのはフェアであることや、問いの段階できちんと納得感のある道筋をつくっているかどうか、ではないかと思っていて、それは「クイズ」も「ミステリ」も共通している点だと思いました。その意味でもQuizKnockの動画は参考になることがたくさんあって、めちゃくちゃ観てます。とても面白い。

伊沢 本当に恐縮です。フェアさはルールであるとともに一種の美学ですよね。クイズの場合は基本的に正解させるような問題を造るべきなんですが、その上で我々プロとしては、人の感情を動かすような問題、「うわ、そういうことだったのか」とか「これは解けたな!」みたいな感情の動かし方をする問題づくりを目指しているところもあるので、今回読んでまさにその感情を抱いたので、作家としても「やられた!」と(笑)。

結城 その気持ち、わかります。

伊沢 結城さんの題材は「現代的」という共通テーマはありますけど、これって最初から「現代的な設定で書こう」と思ってスタートするのか、それとも何を書くかを考えている過程で「新しいものを使ったほうがいい」と閃いたのか、どちらなのでしょう。

結城 「いま新しく出てきたものを使うと、ミステリとしての可能性が広がるんじゃないか」というのが発想の出発点でした。日常の中でよく聞く「リモート飲み会」とか「マッチングアプリ」とか、テレビやSNSのニュースで知った「精子提供」の問題であるとか。世間の人たちの関心が高い、あるいは身近な存在であるこれらを使えば、現代だからこそあり得た動機や人間の行動原理を描けるんじゃないかと。

伊沢 確かに、読んだ後に「こういう事件は実際に起こり得るかもな」と、ぞくっとしました。

結城 なかでも「迷惑系YouTuber」は個人的にとても興味深い存在です。視聴者数を稼ぐために犯罪紛いの行動を取るなんて、いままでは考えられない動機だった。それに「そんなこと許されない」と思う反面、「ちょっと見てみたいな」と思ってしまう自分もいる。

伊沢拓司

伊沢 わかります。僕たちがYouTubeを始めるにあたって参考にしていた先輩YouTuberさんが、動画内で「みんなは絶対にマネをしないでください。YouTuberというのはみんなの興味があるけどできないことをやる存在であって、みんなにやれと言ってる存在じゃないですからね」と語っていて、それってYouTuberの本質のひとつだな、と感心したんです。「みんながやりたいと思ってるけどできないことを率先してやっている、でもそれはできないものゆえ危うい」。このYouTubeというものの特性と魅力が「#拡散希望」では物語に組み込まれていて、現代に対する観察眼が、もう本当にすごいなと。

結城 めっちゃめちゃ嬉しいです。

伊沢 YouTuberも日々新しいテーマを探しているので、新しいテクノロジーや技術が出てきたら、取りあえずなにか使えないかと考える。僕たちの場合はその新しいものに「クイズ」を掛け合わせられないか、という発想になるわけですけど、「ぞくっとする」感情を呼び起こすコンテンツは、まだ試していない手法だなと思いました。

ホームズのようにありたい

結城 新たな発想といえば、QuizKnockの動画の中で、僕、「視聴者さんおいてけぼりシリーズ」が大好きで。

伊沢 ありがとうございます。

結城 例えば「0文字クイズ」という動画では、クイズの設問から漢字・ひらがな・カタカナを抜いて、句読点や記号しか表示されていない状態で問題を解かされる。あれって、一般視聴者からすると動画内で一つの不可能犯罪が起きているようなものなんです。

伊沢 不可能犯罪! 言われてみると(笑)。

結城 「こんなの解けるわけがないだろ!」と思って観ているのに、伊沢さんやプレーヤーの方たちは簡単に解けてしまっている。しかも、動画内に文字の配列や構文、過去の問題例などの「こういうロジックを辿れば、答えが導ける」と明かされる〈解決編〉まで用意されていて「これ、ミステリと同じじゃん!」と興奮しました。あの発想はどこから湧き出てくるのかなと。

伊沢 クイズの世界は、美しさを追い求めるとともに勝負の世界でもあります。プレーヤーは誰よりも早く解きたいと思っていて、もし、その場の勝負では勝てたとしても、もっと早く答えられる理論値があるのではないかと考えるし、それを突き詰めたら「わかる限界まで情報を減らす」にたどり着く。どれだけ自分に縛りプレーを課すことができるのだろうと、競技者として考えたくなってしまうんですよ。限界にたどり着くために。

結城 限界に挑戦する。なるほどな。

伊沢 僕自身、クイズ作家であると同時に「限界が見たい」と欲するプレーヤーでもある。他のメンバーも含めて、その二面性がQuizKnockのコンテンツを育てていったのかもしれません。僕たち、探偵気分なんでしょうね。

結城 探偵?

伊沢 シャーロック・ホームズのように誰よりも先に、華麗に謎を解きたいと常に思っているから、その理想上の自分が「映像クイズで、映像を見ずに正解できたら格好良いんじゃないか」と考える。

結城 確かに動画内でやってることは探偵と同じかも。QuizKnockの動画を楽しめる人はぜひミステリの世界にも来てもらいたいですし、ミステリが好きな人だったら絶対QuizKnockの動画は楽しめると思うんで、両者の回遊性が生まれると、より業界が盛り上がると思う。

伊沢 間違いないですね。

「悔しい」が原点

編集 お二人が「謎」に魅了された原体験ってなんだったのでしょうか。

結城 僕が覚えてる限りでは、小学生の頃に放送されていた「特命リサーチ200X」というテレビ番組。超常現象のような謎に対して科学的な説明を最後に付すみたいなコンセプトだったんですよ。例えば、湖で目撃されるネッシーのような未確認生物は、実は特殊な温水の中で育ち、巨大化した魚だったのだ、みたいな。その真偽はさておき、提示された謎に対して説明を重ねて明かしていく過程にとてもわくわくした記憶があります。その後、ミステリ小説に出会って、同じ感覚を得たので、それが多分、原体験ですね。

伊沢 謎が解ける快感に気がついた。

結城 恐らくクイズにも共通すると思うのですが、漠然と「謎」に興味があるわけではなくて、謎に挑んだ結果、自分なりの説明が付いたり、新たな発見をして、ちょっと世界が広がる、みたいな瞬間に気持ちよさを感じるのだと思いますね。

伊沢 僕自身、自分の手に負えない謎に対しての興味は、おそらく謎解き好きの人たちの中でも薄いほうだと思います。

結城 僕も同じですね。

伊沢 どちらかというと「欠け」があるのが嫌いなんです。自分が知らないことがあるとわかると、途端に不安になるタイプで。恐らくその感情って受験勉強によって培われたと思うのですが、「これを知らないとどやされる」とか「これを知らないと恥ずかしい」という気持ちが拡張していった結果、「わからないこと」自体を忌避するようになりましたね。もちろん、真実を求めた結果、陰謀論に陥るようなことは避けますが。

結城 確かに、一見すると得体のしれない謎を、自分がいままで得てきた知識や方法論を駆使してきれいに解明したときの気持ちよさは、受験勉強に通じるかも。

伊沢 まさにその感覚ですよね。自分が持っている能力をどれだけ最大化できるかチャレンジしたくなる。そういう意味では、今回の本は解答者側としては悔しい思いをたくさんしましたけど、それでも作品にフェアネスを感じるからこそ「俺にも解けるはずだ」と挑みたくなる。

結城 僕が好きなミステリのぐっとくるところって、まさに「解けずに悔しい」と感じる部分で、それが作品において読み手の心が一番動く部分なんだとも思っています。

伊沢 その経験があるからこそ、作り手として相手にも悔しい、と思えるものを作りたい、というマインドになる。

結城 実際、動画内の伊沢さんのリアクションを観ていても「これは本当に悔しいのだろうな」という気持ちがめっちゃ伝わってきます。

伊沢 解けなかったら「悔しい」。これはクイズと出会った頃から変わらない感情のように思います。それは年を取ってもクイズをずっと楽しめるポイントかもしれないですし、小説の世界も同じかもしれませんね。

結城 その通りだと思います。それにしても、同じエンタメ業界で開成の後輩とこうして語り合えるということが今日は何よりも感無量でした。

伊沢 僕もそれはありがたかったです。開成出身者でエンタメの世界にいる人は少ないので。

結城 ですよね。開成時代はみんな「はっちゃけてなんぼ」みたいな生活していたのに。

伊沢 なんだかんだ大学卒業したらエリートコースに行ってしまうから……。

結城 そうそう。そういう意味では我々こそ開成イズムを継承しているのかもしれない(笑)。

(ゆうき・しんいちろう 作家)
(いざわ・たくし クイズプレーヤー/QuizKnock CEO)
波 2022年7月号より
単行本刊行時掲載

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書店員さんからの声

どの短編も、読んでいて何らかの違和感を覚えるはずだ。
そしてその違和感は、間違っていない。
ただその展開があまりにも想定外、「驚愕」の一言ではとても片づけられない。
物語世界が文字通りひっくり返るぞ。
これが結城真一郎の本当の凄さだ!

啓文社西条店 三島政幸さん

注目の逸材・結城真一郎の飛躍が止まらない!
「ミステリ」というマジックを使いこなし、驚きも戦慄も感動も自在に紡ぐ鮮やかな手際は、同時にままならない現代の輪郭をもありありと浮かび上げてみせる。
優れたミステリが、時代とひとを残酷なまでに映し出す磨き抜かれた鏡となることを証明した、極めつきの傑作集だ。

ときわ書房本店 宇田川拓也さん

絶対に何か良くない事が起きると感じつつも、体は“その結末”を求めてしまう。
――彼らを侮らないほうが良い――
まさにこの言葉に凝縮された、ヒヤリとさせる短編集でした。

紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さん

新潮社内各部署より

後出し、一切なし! 限りなくフェアな筆致なのに著者の企みにまんまと乗せられて、めっちゃ悔しい~と歯噛みしながらあっという間に最終ページに。
ちなみに私は読了後、即座に1ページ目から読み直しました……。

プロモーション部・郡司裕子

仕掛けられた罠の連続に思わず「えっ!」と声が出てしまうこと、間違いありません!
現代的なテーマにミステリを織り交ぜたかつてない読み味は、
今だからこそ、結城さんだからこそ書けたと断言します。
ミステリ界の新エースによる勝負作、どうか乗り遅れずに目撃ください!

プロモーション部・秋山優

怒涛の伏線回収! イヤミスの上位互換!
無象が満たす欲求の先の恐ろしい真実に驚嘆させられました。
読み進めるとどこかで本当の醜い自分に出会ってしまう、これこそ今読むべきヤバイミステリ。

装幀部・内山尚孝

こんなミステリ読んだことない! どの物語も表に出ていないだけで現実で起こっているんじゃないかというリアルさと、社会の闇を感じずにはいられません。
作者はどれだけ時代の変化に敏感なんだ?!
読み終わって私はマッチングアプリをそっと消しました……。

営業部・上原子真衣

このザワザワした読後感、数十年生きてきた価値観が足元から崩壊するようです……。
友人も親も同僚も隣人も、自分の周りのすべての人間が信じられなくなる。
いっそのこと読まなきゃよかったと後悔しています。

プロモーション部・司茂貴美恵

この目で見ている世界は果たして真実なのか……。
ミステリーを通してネット社会の怖さを突きつけられたようでした。
想像をはるかに超える展開と結末に気づけばイッキ読み。
読後のゾクゾク感が堪りません! 
きっとクセになります!!

プロモーション部・木下綾夏

精密機械のごとき緻密な構成と、無慈悲なまでの「どんでん返し」の波状攻撃に、
もうフラッフラです。
読者と時代の先を行く新時代のミステリ、全力で推せます!

出版部・村上龍人

著者プロフィール

結城真一郎

ユウキ・シンイチロウ

1991年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。2018年、『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞し、2019年に同作でデビュー。2020年に『プロジェクト・インソムニア』を刊行。同年、「小説新潮」掲載の短編小説「惨者面談」がアンソロジー『本格王2020』(講談社)に収録される。2021年には「#拡散希望」(「小説新潮」掲載)で第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。同年、3冊目の長編作品である『救国ゲーム』を刊行し、第22回本格ミステリ大賞の候補作に選出される。

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