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【春風駘蕩 時代小説特集】梶 よう子/霧島兵庫/澤田瞳子/志川節子/武内 涼/永井紗耶子/荒山 徹

小説新潮 2017年4月号

(毎月22日発売)

特別定価1,030円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2017/03/22

発売日 2017/03/22
JANコード 4910047010473
価格 特別定価1,030円(税込)
■まとめ テーマでくくる 本選びのヒント
[春だから、時代小説。]

■目次
【春風駘蕩 時代小説特集】

暖かくなってきた週末、お出かけしたいけど花粉がツラい。
それならお部屋で、じっくり読書がいいでしょう。
時代小説のエッセンスを煮詰めた、読み応えのある小説6編とエッセイ。存分にお楽しみ下さい。


〈小説〉
◆澤田瞳子/清経の妻
――能を捨てた兄に呼ばれた豊太郎。毎度の説教かと思いきや

志川節子/芽吹長屋仕合せ帖 結び観音
――無口ゆえ独り身だという二枚目を、偶然見知ったおえんは

武内 涼/泥濘の王 敗北者たち
――三国鼎立時代の九州。龍造寺隆信の元に島津来襲の報が

◆永井紗耶子/つはものの女
――出世の好機到来も、どうやら競争相手がいるようで

◆霧島兵庫/フラウの戦争論 戦争と対話
――保養先で義母に聞かせるは、死が死を招いたロシアの戦場

梶 よう子/引出しの中身 みとや・お瑛仕入帖
――急死した兄の分まで、店を盛り立てようとするお瑛だが

〈エッセイ〉
◆荒山 徹/歴史時代小説快読指南
――こう読めば百倍楽しい! 現役作家による体験的虎の巻

【日本ファンタジーノベル大賞2017応援二大企画】
〈対談〉
越谷オサム×住野よる/お話はいつもファンタジーだった
――若い世代を中心に熱い支持を集める、人気作家の初顔合わせ。
かつて夢中になった作品を吸収し、それぞれ築いた自分の世界とは

〈小説〉
宇月原晴明/バブルクンドへ
――砂漠の果てにあるという麗しの王国への旅路。眼裏には過去の幻が

【新連載小説】
窪 美澄/トリニティ
――働き過ぎで鬱になってしまった孫。かつては私も働いていたのだ、皆が闘っていた、あの華やかな時代に……。

【連載第二回】
森見登美彦/ならのほそ道

【特選読み切り小説】
藤田宜永/エアギターを抱いた男
――ネギを抱えた老ギタリストの絵が……吉川英治文学賞受賞第一作!
井上荒野/ペルー
――中学教師になって七年。私はそこから、逃げ出したいのだろうか
篠田節子/肖像彫刻家 雪姫座像
――やっと来た注文、前金は半額で現金払い。この話、うま過ぎる?
桜木紫乃/休日前夜
――夫が定職に就き、好転すると思った生活。見知らぬ女が現れ――
◆中澤日菜子/無限(前編)
――かつての仲間から声がかかった玄。それは盟友の最後の仕事で
畠中 恵/長崎屋の主が死んだ しゃばけ
――カタカタ、カタカタタ……。不気味な音を鳴らす怪異に長崎屋は

小説新潮作家名鑑
◆梶 よう子
――気鋭の時代小説家が力作を発表し続けられる秘訣、ここにあり

【シリーズ対談】
中村うさぎ×池谷裕二/脳はこんなに悩ましい2 創造力の遺伝子篇

【バラエティコラム】
〈あのとき聞いた音楽〉 石川美南
〈もういちど会いたい〉 姜 尚美
〈わたしの愛用品〉 松浦晋也

【連載コラム】
◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈仕事・人生〉吉田大助/ 〈医療・介護〉東 えりか/〈ホラー・ミステリ〉村上貴史

【好評連載小説】
あさのあつこ/ハリネズミは月を見上げる
乾 緑郎/杉山検校
奥田英朗/霧の向こう
加藤 廣/宇都宮城血風録 最終回
小島慶子/陽だまりの宴
今野 敏/棲月 隠蔽捜査7
瀬尾まいこ/夏がぼくを走らせる
千早 茜/硝子のコルセット
貫井徳郎/邯鄲の島遥かなり
早見和真/ザ・ロイヤルファミリー
薬丸 岳/刑事弁護人
山本一力/船旗を替えよ!
山本文緒/自転しながら公転する

【連載エッセイ・マンガ】
阿刀田高/漱石を知っていますか
Oka-Chang/へそのお
黒田龍之助/物語を忘れた外国語 最終回
佐藤 優/落日の帝国 プラハの憂鬱
中野信子/孤独な脳、馬鹿になれない私
西きょうじ/そもそも
道草晴子/下北日記
群 ようこ/じじばばのるつぼ
矢部太郎大家さんと僕

「日本ファンタジーノベル大賞2017」募集要項
第四回「新潮ミステリー大賞」募集要項
次号予告/表紙の言葉

この号の誌面

編集長から

花粉症の皆さまに耳寄りなお知らせ

「猿も花粉症になるらしいから、体が原始的なんじゃないの」などと、知人友人を嘲り笑っていたら天罰覿面。昨年からの疑念が、今春に至って確信に変わりました。そんな私を含む花粉症各位にはつらい外出を避け、今月号の「春風駘蕩 春の時代小説特集」をお手元に、室内での読書三昧をお勧めする次第です。
 澤田瞳子、志川節子武内涼、永井紗耶子、霧島兵庫、梶よう子の6氏による小説は、時代ものの様々なジャンルのエッセンスを集めたような彩り。加えて荒山徹氏のエッセイは、歴史時代小説の読み筋指南です。
 本号の「日本ファンタジーノベル大賞2017応援企画」は豪華版です。まずは受賞者の越谷オサム氏と、越谷氏の熱烈なファンである『君の膵臓がたべたい』の住野よる氏が、ファンタジー小説愛を熱く語る対談。小説は、やはり受賞者の宇月原晴明氏「バブルクンドへ」です。
 そして藤田宜永氏の「エアギターを抱いた男」は、吉川英治文学賞受賞第一作となります。

小説新潮編集長 江木裕計

第13回 矢部太郎「大家さんと僕」

僕は舞台の地方公演で一週間家を空けることに
そんな中、鹿児島で一緒に旅をしたえみちゃんから電話が……

Image

■矢部太郎さんのひとこと

入院された大家さんですが、少しお元気になってきたので病院の周りをお散歩されたそうです。病院があるのは新宿の歌舞伎町。大家さんは、殆ど闇市だった頃以来にその辺りを散歩されたそうです。「どうでしたか?」と聞いたところ「タヌキがいたわ」とのこと。「え? 新宿に⁉ タヌキが⁉」と詳しく聞くと「タヌキみたいなメイクをした女の人がいっぱいいたわ」ということでした。


■読者の声

矢部さんと大家さんの奇妙でほんわか温かい関係が素敵です。本当に育ちの良い方はこうなんだろうなーとしみじみします。これからの展開が楽しみです。 (50代・女性)

いつも楽しく拝見させてもらってます。矢部さんのあたたかく優しい視点が、いっとき日常を忘れるような不思議な気持ちになります。これからも楽しみにしています。 (30代・男性)

◎これまでの「大家さんと僕」はこちらからご覧いただけます。

次号予告

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

小説新潮とは?

 小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。

 時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。

 小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。

 目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。

 言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
 ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。

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