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なんでそんなに怒るの? 「正義の暴走」に投じる一石!

誰の味方でもありません

古市憲寿/著

864円(税込)

本の仕様

発売日:2019/04/17

読み仮名 ダレノミカタデモアリマセン
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 週刊新潮から生まれた本
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 255ページ
ISBN 978-4-10-610810-5
C-CODE 0236
整理番号 810
ジャンル 社会学
定価 864円
電子書籍 価格 864円
電子書籍 配信開始日 2019/04/26

炎上したいわけではない。でも、つい言いたくなる。みんなが当然のように信じている価値観や正論って、本当にただしいのだろうか、と。いつの時代も結局見た目が9割だし、観光名所はインスタの写真に勝てないし、血がつながっているから家族を愛せるわけじゃない。“目から鱗”の指摘から独自のライフハックまで、メディアや小説など多方面で活躍する著者が「誰の味方でもない」独自の視点を提示する。

著者プロフィール

古市憲寿 フルイチ・ノリトシ

1985(昭和60)年東京都生まれ。社会学者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。日本学術振興会「育志賞」受賞。若者の生態を的確に描出した『絶望の国の幸福な若者たち』で注目され、メディアでも活躍。他の著書に『だから日本はズレている』『平成くん、さようなら』など。

目次

はじめに
第一章 炎上したいわけではありません
みんな乙武さんがうらやましかったのか/東京に人を呼ぶには/観光客として日々を過ごす/失敗のない人生は結構危ない/気にしたときに呪いは始まる/観光名所は写真に勝てない/デブに不思議のデブなし/現代人は本当にせかせかしているのか/離婚率の上昇はよくないことなのか/東京とは大いなる田舎である/上海で現金はレアアイテムだった/「広大」「高層」が本当にいいのか/科学が魔法を超える時代/応援上映の専門家になってみた/防衛省に北朝鮮と対峙する資質はあるのだろうか/週刊誌の存在意義は噂を広めること/「反韓」こそ真の韓流ファンである/老人革命に期待したい/来世を信じれば楽になる/レフェリーは今日も決めつける/「限定」は常に「定番」に劣る/チョコレートの声が聞こえた/ダイエットは意志の問題なのか/未来予測は恥ずかしい/出版社は儲からないが読書は消えない/改元の効用/セックスは人間関係を良くする
第二章 意外と悪くありません
テレビは意外と面白い/読解力より文章力を磨いたらどうか/「疑似的な出自」を気にする社会/天才は大衆に支持されてこそ/タイアップは侮れない/何にでも証拠を求めないでほしい/ほとんどの社会的不安は解決可能である/総理に直接聞いてみた/成功者にはなりたくない/パーティー嫌いがパーティーを開く理由/小室哲哉さんを待ち続ける/文字には記録されないものがある/地方は独自に進化する/この世は呪術であふれている/人は油断すると退屈する/納税とは神頼みの産物である/脱出ゲームの聖地に行ってみた/初めて小説を書いてみた/受刑者にGPSをつけてみたら/安倍昭恵さんは面白い/人間は簡単に機械に支配されない/「血がつながっているから子どもを愛せる」のか/雑誌とネットは発火点が違う/いつの時代も見た目が9割/違法サイトに「功」があるとしたら/住まいが人間関係を規定する/スピードは人類を幸福にしなかったけど/性的指向にはグレーゾーンがある/白村江に行ってきた
第三章 誰の味方でもありません
「HINOMARU」批判は空疎だ/大阪で地震に遭遇した/会うことは無駄ではない/お金持ちの憂鬱/禁じたものは流行りだす/本当の観光資源はどこにあるか/「おじさん」と「おじいちゃん」の間/嫉妬しないと楽になる/平成は本当に終わるのか/バイロイト音楽祭を温暖化が変えた/エッフェル塔からエッフェル塔は見えない/止まったら死にます/ネットが「ウルトラ技」を生み出していた/そんなに現金を持ちたいですか/月に行ったら感動するのだろうか/他人に勝手に寄り添わない/身長はなぜ高い方がいいのだろう/その秘境は長崎にあった/スマホの向こうは平等だった/人生は執着の集積である/原動力は報酬よりも友人/1ヶ月の食費5000円の理由/嫌な人と付き合うコツ
おわりに

イベント/書店情報

担当編集者のひとこと

フェアであること

「新潮45」という月刊誌の編集部にいた頃、『絶望の国の幸福な若者たち』という本がとても面白かったので、著者に会いに行きました。
 当時、私はおじさん=ベテラン部員ばかりの編集部に新人として配属されたばかり。経験不足、知識不足な上に、そこで交わされる言説には正直言ってほとんどピンと来ず、どうしていいか途方に暮れている状態でした。
 そんな中、『絶望~』を読んで、本当に救われた思いがしたものです。自分の状況を代弁してくれているというだけでなく、「近い世代で、こんなにフェアに、面白いことを書く人がいるんだ!」というのがとても嬉しかった。悲観論にも感情論にも陥らず、冷静に客観的事実を見つめて書かれたその本は、だからこそ、同世代だけでなく、どんな立場の人にも「届く」はずだと確信できるものでした(実際、その後古市さんにいただいた原稿を通して、上の世代の人とも話が捗るようになりました)。
 それから早8年。古市さんの姿勢はずっと一貫されているように思います。
 一見奇抜で、時には暴論のように見えても、その根幹は常にフェアであること。誰もが当たり前だと思っている正論や綺麗事を疑い、そこに潜む恐ろしさをも突くこと。
 そんな古市さんの文章は、読むたびに目から鱗、あるいは膝を打つことの連続で、今回も、編集作業をしながらかなり楽しんでしまいました。多くの人に、このフェアな面白さが届きますように。

2019/04/25

蘊蓄倉庫

嫌な人への対処法

『誰の味方でもありません』というタイトル通り、「味方」や「敵」を区別するのではなく、誰とでもフラットに付き合うことを信条(?)としている古市憲寿さん。だけど、どうしても「嫌な人」「苦手な人」っていますよね。そういう時にどうすればよいか。
 本書にならうと、まずは、「『嫌な人』とは『会わない』のが一番だと思う。『嫌な人』がある日、自分にとって素敵な人物に変身しているなんてことは、まずあり得ない」とのこと。
 たしかにそうですが、職場や学校など、そうもいかないこともあるでしょう。そういう時は、「『嫌な人』をサンプルと思えばいい。要は調査対象ということだ」。実際、古市さんはこのやり方で、苦手な人物が同席していても、心身穏やかに乗り切っているそうです。すぐに実践できそうなこの方法、明日から心掛けてみるのはいかがでしょうか。

掲載:2019年4月25日

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