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谷内六郎 いつか見た夢

谷内六郎/著 、谷内達子/著 、橋本治/著 、芸術新潮編集部/著

2,200円(税込)

発売日:2021/08/31

  • 書籍

生誕100年! あの「週刊新潮」表紙絵より名品73点をたっぷり紹介。

生誕100年記念、とんぼの本『谷内六郎 昭和の想い出』待望の増補改装版。川端康成をして“昭和の夢二”と言わしめた、稀代の抒情画家を知る決定版です。日本中で愛された、あの「週刊新潮」表紙絵1335点の中から、名作30点をあらたに厳選掲載。懐かしいのにとっても斬新、愛とユーモアに満ちた世界とその人生に迫ります。

目次
【1章】
昭和の子ども[「週刊新潮」表紙絵より]
なつかしい昔のあそび
現実の向こうに想うもの
怖がりだったあのころヘ
思い出の表紙絵 谷内達子
【2章】
“駄菓子屋派の巨頭”になる
世田谷の田園に育つ
少年時代をつづった画文集『北風とぬりえ』
御宿慕情
漫画家・谷内六郎をごぞんじですか?
日々是“病”日
六郎流病気とのつきあい方『楽書 病院日記』
らくだ工房の谷内ブラザーズ
谷内六郎 青春ギャラリー[初期傑作選]
【3章】
毎週が展覧会!
昭和30年の大ブレイク
第一回文藝春秋漫画賞受賞
表紙は谷内六郎「週刊新潮」創刊!
働くことは尊いこと さまざまな仕事
女の子が動いた! まんがニュース「都会」/全著作 絵本から画集まで/六郎装釘集/街角の谷内六郎
橋本治が選ぶ「週刊新潮」表紙絵ベスト10
[コメント]橋本治
シュールレアリスト谷内六郎 橋本治
【4章】
谷内六郎の世界をさがして
釜めしがとりもつ横川の縁
観音崎――海の見えるアトリエを訪ねて
[案内]谷内広美
【5章】
子守しながら筆をとる 家庭の中の谷内六郎 谷内達子
初心に生きた59年[略年譜]
[六郎綴方]1 ぼくの絵とアイデア
[六郎綴方]2 妹のいた景色
[六郎綴方]3 幻灯の旅
[六郎綴方]4 歳月の中のこどもたち
生誕100年記念 誌上特別展覧会
表紙の言葉 谷内六郎

書誌情報

読み仮名 タニウチロクロウイツカミタユメ
シリーズ名 とんぼの本
装幀 谷内六郎画《蝶はいつでもストロー持参》「週刊新潮」昭和40年(1965)5月29日号の表紙絵原画/カバー表、日下潤一+赤波江春奈/カバー・デザイン、nakaban/シンボルマーク
雑誌から生まれた本 芸術新潮から生まれた本
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 160ページ
ISBN 978-4-10-602299-9
C-CODE 0371
ジャンル アート・建築・デザイン
定価 2,200円

著者プロフィール

谷内六郎

タニウチ・ロクロウ

(1921-1981)1921年(大正10)、東京生まれ。幼少時から喘息に悩まされるが、10代より新聞や雑誌に漫画を発表し始める。1955年、第一回文藝春秋漫画賞を受賞。翌1956年、「週刊新潮」創刊号から表紙絵を担当し、人気を博した。1981年、59歳で没するまでに描いた表紙絵は実に1335枚。表紙絵以外にも、挿絵や装幀、広告、福祉活動など幅広い分野で活躍した。

谷内六郎公式HP(六郎工房) (外部リンク)

谷内達子

タニウチ・ミチコ

東京生まれ。劇作家の飯沢匡に師事し、創作人形作家として「トッパンの人形絵本シリーズ」や岩波の人形映画、テレビCM等で制作に携わる。ファンとして谷内六郎のもとを訪れるうちに親しくなり、1958年に結婚。夫の喘息の看病のため、まもなく人形制作を断念するが、2児をもうけ、以降谷内が亡くなるまで精神的な支えとなった。

橋本治

ハシモト・オサム

(1948-2019)1948年(昭和23)、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。イラストレーターを経て、1977年、小説「桃尻娘」を発表。以後、小説・評論・戯曲・エッセイ・古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。『ひらがな日本美術史』『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』『草薙の剣』など著書多数。2019年没。

芸術新潮編集部

ゲイジュツシンチョウヘンシュウブ

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