ホーム > 書籍詳細:思わぬ出会いに心ときめく パリの小さな美術館

ここには、とっておきのパリ時間があります。

思わぬ出会いに心ときめく パリの小さな美術館

原田マハ/著 、川内倫子/著 、都築響一/著 、鹿島茂/著 、隈研吾/著 、芸術新潮編集部/編

1,760円(税込)

本の仕様

発売日:2019/01/31

読み仮名 オモワヌデアイニココロトキメクパリノチイサナビジュツカン
シリーズ名 とんぼの本
装幀 パリ3区のカルナヴァレ美術館にて(撮影・筒口直弘)/カバー表、中村香織/ブックデザイン、nakaban/シンボルマーク
雑誌から生まれた本 芸術新潮から生まれた本
発行形態 書籍
判型 B5判変型
頁数 127ページ
ISBN 978-4-10-602286-9
C-CODE 0371
定価 1,760円

ルーヴルもオルセーも大好き。ポンピドゥも行きました。そんなあなたにお薦めする個性派ミュゼをたっぷり紹介。街中にひっそりたたずむ歴史ある邸宅や元修道院。ちょっと足を延ばして郊外の現代アート系や古城美術館へ。二度目三度目のパリでは、住人たちがこよなく愛する“ふだん着の美術館”で、かけがえのない時間を過ごしてください。

著者プロフィール

原田マハ ハラダ・マハ

1962年、東京都生まれ。作家。馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、森美術館設立準備室勤務中の2000年、半年間ニューヨーク近代美術館に在籍。その後フリーキュレーターとして独立。2005年に「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞受賞。2012年に『楽園のカンヴァス』(新潮社)で第25回山本周五郎賞受賞。『ジヴェルニーの食卓』(集英社文庫)、『暗幕のゲルニカ』(新潮文庫)、『モネのあしあと 私の印象派鑑賞術』(幻冬舎新書)、『常設展示室』(新潮社)、『美しき愚かものたちのタブロー』(文藝春秋)ほか著書多数。

川内倫子 カワウチ・リンコ

1972年、滋賀県生れ。写真家。2002年、『うたたね』『花火』(共にリトルモア)で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。2009年には第25回ICPインフィニティ・アワード芸術部門を受賞するなど、国際的にも高い評価を受け、国内外で数多くの展覧会を行なう。写真絵本『はじまりのひ』(求龍堂)、『Halo』(HeHe)など作品集多数。

都築響一 ツヅキ・キョウイチ

1956年、東京都生れ。作家、編集者、写真家。上智大学在学中から現代美術などの分野でライター活動を開始。「POPEYE」「BRUTUS」誌などで雑誌編集者として活動。1998年、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』(筑摩書房)で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。2012年から会員制メールマガジン「ROADSIDERS' weekly」(www.roadsiders.com)を配信中。『TOKYO STYLE』(ちくま文庫)、『ヒップホップの詩人たち』(新潮社)など著書多数。

都築響一の会員制メールマガジン「ROADSIDERS' weekly」 (外部リンク)

鹿島茂 カシマ・シゲル

1949年、神奈川県生れ。フランス文学者、評論家、作家。明治大学教授。1991年に『馬車が買いたい!』(白水社)でサントリー学芸賞、2000年『職業別パリ風俗』(白水社)で第51回読売文学賞など受賞歴多数。2017年、書評アーカイブサイトALL REVIEWS(https://allreviews.jp)を開設。近刊に「失われたパリの復元ーバルザックの時代の街を歩くー』(新潮社)など。

twitter (外部リンク)

好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS (外部リンク)

隈研吾 クマ・ケンゴ

1954年、神奈川県生れ。建築家。東京大学教授。美術系施設としては那珂川町馬頭広重美術館、根津美術館、フランス・ブザンソン芸術文化センター、マルセイユ現代美術センター、イギリス・ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム ダンディなどを設計。『小さな建築』(岩波新書)、『建築家、走る』(新潮文庫)、「隈研吾 オノマトペ建築』(エクスナレッジ)など著書多数。

目次

ほんとうは教えたくない23の美術館
邸宅で親しむ極私的コレクション
ジャックマール=アンドレ美術館 Musee Jacquemart-Andre
モンパルナスの前衛
カルティエ財団現代美術館 Fondation Cartier pour l'art contemporain
印象派の日出るところ
マルモッタン・モネ美術館 Musee Marmottan Monet
画家の終の住処へ
ウジェーヌ=ドラクロワ美術館 Musee national Eugene-Delacroix
伝説のリトグラフ工房は今日も
イデム・パリ Idem Paris
マレの小路でアート狩り
狩猟自然博物館 Musee de la chasse et de la nature
元修道院に発明品が大集合
工芸技術博物館 Musee des arts et metiers(le cnam)
古城に封じられた門外不出の王家の遺品
シャンティイ城コンデ美術館 Musee Conde du Chateau de Chantilly
なんちゃってフランス建築周遊の旅
建築文化財博物館 Cite de l'architecture et du patrimoine
写真最前線は18世紀の館で
ヨーロッパ写真美術館 Maison Europeenne de la Photographie
アラブの意匠を歩く
アラブ世界研究所 Institut du monde arabe
描きかけもあるけど、我が家へようこそ
ギュスターヴ・モロー美術館 Musee national Gustave Moreau
東洋の愉快な仲間に会える場所
チェルヌスキ美術館 Musee Cernuschi
郊外で羽を伸ばす現代アート
MAC/VAL Musee d'art contemporain du Val-de-Marne
ワイン倉の奥のレトロ・ワールド
縁日博物館 Les Pavillons de Bercy-Musee des Arts Forains
マニエリスムの森をさまよう
フォンテーヌブロー城美術館 Chateau de Fontainebleau
パリ通たちの偏愛美術館
原田マハ「あそこは夜に行く美術館でしょう?」
ルーヴル美術館 Musee du Louvre
川内倫子「おとぎ話のような世界にまぎれこんだ気分で庭をお散歩」
メゾン・ジャン・コクトー Maison Jean Cocteau
シャペル・サン=ブレーズ=デ=サンプル Chapelle Saint-Blaise-des-Simples
都築響一「アフリカ美術にやられてしまい」
ダッペール美術館 Musee Dapper
都築響一「辺境の地で、逆風のなかで、あくまで先鋭的」
cneai Centre National Edition Art Image
鹿島茂「嫉妬で気が狂いそうになる美術館」
カルナヴァレ美術館 Musee Carnavalet
隈研吾「一個人の脳味噌を通過したものだけが展示されている」
県立アルベール=カーン美術館・庭園 Musee Departemental Albert-Kahn
パリの小さな美術館マップ

インタビュー/対談/エッセイ

居心地良い場所へ

とんぼの本編集室

 ふらんすへ行きたしと思へども/ふらんすはあまりに遠し。こう朔太郎がしたためた時代ははるか昔。今はほぼ半日でパリまでひとっとび。あの展覧会を観にちょっとグラン・パレへ、なんていうのもけっして不可能ではなく、フランスは近くなりました。そして何度でも行きたくなるのがパリという街。旅するたびに、自分だけのパリの楽しみ方を発見しては、次の機会を心待ちにしている「パリ通」たちも多いでしょう。
 その「発見」のためのヒントになれば、と願ってお届けするのが本書。最初のパリでルーヴルやオルセーにも行きました、二度目以降の訪問では、一味違うパリを覗いてみたい、というひとに提案したい美術館を集めたものです。
 パリには小さなところもあわせると、全部で150ものミュゼが存在するとか。画家の邸宅やアトリエを公開している個人美術館や、個性的なコレクションを楽しめる博物館、郊外の古城美術館など、あまり知られていないけれど、住人たちが気軽に訪れるような「普段着」のミュゼが、パリにはたくさんあります。
 美術品はもちろんだけど、空間や景観など、展示以外の楽しみがあるのもいいところ。団体客や観光客が来ない、併設のカフェがいい感じ、ミュージアムグッズが素敵、眺めに感動、インスタ映えする、などなど、思わぬ発見が期待できます。
 実際に取材した芸術新潮編集部のIさんに、なかでも「とっておき」を紹介してもらいました。
 まずは伝説のリトグラフ工房「イデム・パリ」。ピカソシャガールが使った石版が今も使われていて、デヴィッド・リンチもよくここで作業しているのだとか。印刷工さんたちの仕事を眺めているだけで時間が過ぎていきます。出来上がったものだけじゃなくて、製作過程が見られるのが何より魅力なのだそうです。
 次は、パリを訪れたら必ず行くという「建築文化財博物館」。フランス中の歴史的建造物のレプリカ(とはいえレプリカ自体が百年以上前の製作物)を鑑賞しているうちに、フランスを一周した気分になれるそう。窓からセーヌ河越しに見えるエッフェル塔が美しく、カフェはカジュアルでヘルシー。どっしりした外食続きの胃袋にありがたい存在だそうで、憶えておくと良いですね!
 それから「チェルヌスキ美術館*」。昨年は俵屋宗達の「風神雷神」がこの美術館にやって来ました。強烈な個性をもった東洋美術通のチェルヌスキさんが集めたコレクションは、ギメ東洋美術館より粒ぞろいであると秘かに言われているそうです。来日したこともあるチェルヌスキさん、もっと日本人にも知られてほしいですね。隣接するモンソー公園も静かで、ほのかにブルジョワジーな香りのする素敵な場所です。
 以上、ぜひ参考にして、居心地の良い場所を探していただければ嬉しいです。美術館データは最新バージョンを掲載したつもりですが、変わることがたびたびあります。ぜひ事前にHPなどをチェックしてから訪問してください。

波 2019年2月号より

*2019年4月から数ヵ月間、リニューアルのため閉館。2020年初めに再オープン予定。

まとめテーマでくくる 本選びのヒント

感想を送る

新刊お知らせメール

原田マハ
登録する
川内倫子
登録する
都築響一
登録する
鹿島茂
登録する
隈研吾
登録する
芸術新潮編集部
登録する

書籍の分類

思わぬ出会いに心ときめく パリの小さな美術館

全国の書店、または以下のネット書店よりご購入ください。

※ 書店によっては、在庫の無い場合や取扱いの無い場合があります。あらかじめご了承ください。
※詳しい購入方法は、各ネット書店のサイトにてご確認ください。

  • amazon
  • 楽天ブックス
  • 7net
  • e-hon
  • HonyaClub
  • TSUTAYA ONLINE
  • 紀伊國屋書店
  • エルパカBOOKS - HMV
  • honto