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オリンピア1936 ナチスの森で

沢木耕太郎/著

781円(税込)

発売日:2021/05/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

近代五輪の原点にして異形の産物「ナチスのオリンピック」に肉迫する。

1936年夏、ヒトラーはベルリン大会の開会を高らかに宣言した。それはナチスが威信を賭けて演出した異形の大会にして、近代オリンピックの原点となった――。著者は、そのすべてをフィルムに焼きつけて記録映画の傑作『オリンピア』を産み落としたレニ・リーフェンシュタールの取材に成功する。さらに、激しく運命が転回した日本人選手の証言によって大会を再構築した傑作ノンフィクション!

目次
序章 階段から
第一章 炎は燃えて
第二章 勝者たち
第三章 敗者たち
第四章 九千キロの彼方
第五章 素朴な参加者
第六章 苦い勝利
第七章 故国のために
第八章 氷の宮殿
終章 階段へ
あとがきI
あとがきII
あとがきIII
主要参考文献

書誌情報

読み仮名 オリンピア1936ナチスノモリデ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 赤井稚佳/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 432ページ
ISBN 978-4-10-123526-4
C-CODE 0195
整理番号 さ-7-41
ジャンル ノンフィクション
定価 781円
電子書籍 価格 781円
電子書籍 配信開始日 2021/07/09

著者プロフィール

沢木耕太郎

サワキ・コウタロウ

1947年、東京生れ。横浜国大卒業。『若き実力者たち』でルポライターとしてデビューし、1979年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、1985年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。1986年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、1993年、JTB紀行文学賞を受賞した。ノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995年、檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表、2000年には初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行。2006年『凍』で講談社ノンフィクション賞を、2014年『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を、2023年『天路の旅人』で読売文学賞を受賞。ノンフィクション分野の作品の集大成として「沢木耕太郎ノンフィクション」が刊行されている。

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