本・雑誌・ウェブ

へぇ~。
 

 

新潮新書のサイトへ






ISBN:978-4-10-610061-1
定価:714円(税込)


購入


2003年4月に発売された『バカの壁』は、10ヶ月で300万部突破という記録的な売行きを示した。
それから1年、続編がついに登場する。
テーマは「死」。「なぜ人を殺してはいけないのか」「死といかに向きあうべきか」「生と死の境目はどこにあるのか」等、死にまつわる普遍的なテーマから生きるための知恵を考えている。
本書は「人生の最終解答は『死ぬこと』だ」という序章から始まり、「これで自分の中に溜まっていたものは、ほとんどすべて吐き出した」という「あとがき」で終わる。
この本そのものが、養老孟司からのひとつの「最終解答」でもあるのだ。
『バカの壁』を読んだ人も、読んでいない人も、読んで納得した人も、しなかった人も、必読の話題作である。

「私の人生の記憶は父親の死から始まっています。人生は物心つく頃から始まるとすると、私の場合には人生が最初から死に接していたことになります。それで死という主題をよく扱うのかもしれません。解剖学を専攻した理由の一つも、そこにあるのかもしれない。そう思うこともあります。
 いまでは多くの人が、死を考えたくないと思っているようです。もちろんそんなことを考えても考えなくても、さして人生に変わりはないはずです。結論はわかっているからです。
 でもたまにそういうことを考えておくと、あんがい安心して生きられるかもしれません。ともかく私は安心して生きていますからね。」

養老さんが語る自作の紹介を聞くことが出来ます!
※ このサービスをお楽しみいただくには、音声や動画の視聴をするためのソフトウェア「RealPlayer」が必要です。
ra

自作の紹介を聞く