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ひとりよがりのものさし

染色家の芹沢介氏を、随筆家の白洲正子氏を
うならせた「選択眼(ものさし)」による
50の美しい品々を、写真とエッセイで初紹介。


内容のみならず、造本にも著者の審美眼を反映!

著者自ら選んだ生地に、好みの色を特別に染めた
布貼り、函入。見返し、花布、スピンにいたるまで
「坂田好み」です。


「茶の湯の“見立て”とは、
 本来こういうことではなかったか」
千宗屋[せん・そうおく 武者小路千家家元後嗣]
~「利休の“見立て”に通じる“眼”」(「波」12月号)より


「こういうものは、どういう家のどういう場所に
 置くかで決まる。買った人の頭の中の勝負になる
 ね」
ビートたけし
~達人対談「ひとりよがりでいいんです」
坂田和實×ビートたけし(「新潮45」12月号)より

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■発売以来、本書の紹介記事が続々と出ています!
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早くも4刷!
『ひとりよがりのものさし』
 坂田和實

定価6,380円/A4判変型/ハードカバー/函入/128頁 
■978-4-10-464401-8

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立ち読み




(1)デルフト白釉皿 オランダ 17世紀後半
(2)螺旋階段用ガード フランス 17世紀
(3)バンバラ族マスク マリ 20世紀 
(4)パチンコ台 日本 20世紀



芸術新潮(1999年1月号~2003年5月号)連載50回分のエッセイ及び写真を全て収録。
雑誌未掲載の図版も新たに加えました。
写真は、雑誌協会賞を三度にわたって受賞している「芸術新潮」専属カメラマン筒口直弘による
撮り下ろし。
凸版印刷プリンティング・ディレクター・十文字義美氏、都甲美博氏による美しい印刷仕上がり。
本文、装幀は、『川瀬敏郎 今様花伝書』『白洲正子のきもの』等、端正なデザインセンスで知られる
気鋭の若手デザイナー・大野リサさん、川島弘世さんを起用。
ヴィジュアル本ながら、組版の美しさを追求し、凸版印刷In Designチームと連携。
オールカラー128頁、「芸術新潮」と同じサイズの豪華大型本


坂田和實(さかた・かずみ)

「古道具坂田」主人。1945年福岡県生れ。上智大学卒業後、商社勤務を経て、1973年、東京・目白に古道具屋を開く。以来年に数回、海外へ仕入の旅に出かけ、ヨーロッパ、アフリカ、朝鮮、日本、南米など、さまざまな国の品物を扱う。1994年、千葉県長生郡長南町に美術館 as it is(設計=中村好文)を開館。