ウディー・ハーマンとギターのジミー・レイニーがニューヨークの七番街を歩いていると、アーティー・ショウが美しい女性を伴って歩いているのに出会った。「やあ、ウディー、君は最近どんなことをしているんだい?」
「二日ばかり楽団がここで演奏するんだ」ウディーは言った。
 若くしてリッチな隠居生活に入っていたショウは、それを聞いて驚いたようだった。「ほう、君はまだ楽団を持っていたんだ」
「世間にはどぶ掃除をするやつもいる」とウディーは言った。「私は楽団を持っている。それが仕事なんでね」


 バディー・リッチが病院に入ったとき、受け付けの看護婦が基礎調査用紙に記入するために、彼になにかアレルギーみたいなものはありますかと質問した。「カントリー・アンド・ウェスタン音楽」とバディーは言った。


 ある夜ジーン・クイルが「バードランド」のステージを降りようとしていると、いっぱしの批評家気取りの青年が彼に声をかけた。
「あんたのやっていることって、チャーリー・パーカーそっくりに吹いているだけじゃないか」と彼は批判した。ジーンは手にしていたサキソフォンを差し出した。
「ほれ」と彼は言った。「お前やってみろ。チャーリー・パーカーそっくりに吹いてみろや」





発売:2005/07/01