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『能』新潮新書刊行記念講演会~「能を数学で、聞く」森田真生×安田登

『能―650年続いた仕掛けとは―』の刊行を記念して森田真生さん×安田登さんの講演会を開催します。

『能』新潮新書刊行記念講演会~「能を数学で、聞く」森田真生×安田登

古典のみならず、能の手法そのものを取り入れた舞台の演出をも手がける、能楽師の安田登さん。その魅力にはまり、「能の真髄を知りたい」という方が数多くいらっしゃいます。そんな声にお応えして、読みやすい新書として、能のことをまとめました。

この本が一味違うのは、650年続いた能の構造や効能を「いまに活かす」ことを前提にしている点です。古典を愛する安田さんならではの知識と、数々の舞台に立ってきての感覚から得た知見が、能の新たな世界へと、私たちを誘います。

能は過去のものではなく、「今に生きる」そして「今に活かせる」芸能なのです。
そうなると、「能の方法論を活かす新たな突破口」を模索したくなります。

そこで今回は、数学を研究する森田真生さんと語っていただくことにしました。しかも、テーマは「心」。いわゆる「人工知能」「人工生命」といった既定路線とはまったく違う、能を生んだ風土ならではの Artificial Mindへのアプローチについて話をする予定です。ご期待ください!

開催日時 2017年9月22日(金) 18:45〜21:00(18:20開場)
会場 亀戸文化センター3階 カメリアホール
〒136-0071 東京都江東区亀戸2-19-1
JR総武線・東武亀戸線「亀戸」駅、北口より徒歩2分。駅からすぐです。
問い合わせ先 Tel. 03-3266-5611(平日の日中のみ)
URL 詳細はこちらをご覧ください。
備考 参加費;2500円
(参加の方には、当日新潮新書『能』を資料としてお配りいたします。)

著者紹介

安田登ヤスダ・ノボル

1956(昭和31)年、千葉県銚子生れ。下掛宝生流能楽師。能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演も行う。また、日本と中国の古典に描かれた“身体性”を読み直す試みも長年継続している。著書に『異界を旅する能』『身体感覚で「芭蕉」を読みなおす。』『能―650年続いた仕掛けとは』他多数。

森田真生モリタ・マサオ

1985(昭和60)年東京都生れ。独立研究者。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。2023年11月現在は京都に拠点を構えて研究を続けるかたわら、国内外で「数学の演奏会」「大人のための数学講座」「数学ブックトーク」などのライブ活動を行っている。2015(平成27)年に発表した初の著書『数学する身体』で、小林秀雄賞を最年少で受賞。2022(令和4)年、『計算する生命』で河合隼雄学芸賞受賞。他の著書に『数学の贈り物』『僕たちはどう生きるか』、編著に岡潔著『数学する人生』がある。

書籍紹介