文学賞

第35回 三島賞・岡田利規さん、山本賞・砂原浩太朗さん
第46回 川端賞・上田岳弘さん
受賞スピーチ

 2022年6月24日(金)、第35回 三島由紀夫賞・山本周五郎賞(主催:一般財団法人 新潮文芸振興会)、第46回 川端康成文学賞(主催:公益財団法人 川端康成記念会 後援:株式会社 新潮社)贈呈式が行われました。
ブロッコリー・レボリューション」で三島賞を受賞した岡田利規さん、『黛家の兄弟』で山本賞を受賞した砂原浩太朗さん、「旅のない」で川端賞を受賞した上田岳弘さんの受賞挨拶です。

第35回 三島由紀夫賞受賞「ブロッコリー・レボリューション」岡田利規さん受賞挨拶

第35回 山本周五郎賞受賞『黛家の兄弟』砂原浩太朗さん受賞挨拶

第46回 川端康成文学賞受賞「旅のない」上田岳弘さん受賞挨拶

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著者紹介

岡田利規オカダ・トシキ

1973年横浜生まれ。演劇作家、小説家。主宰を務める演劇カンパニー・チェルフィッチュでの独特な言葉と身体の関係性による方法論や現代社会への批評的な眼差しが評価され、国内外で高い注目を集める。2005年「三月の5日間」で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。2008年、初の小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』で第2回大江健三郎賞を受賞。海外での評価も高く、2016年よりドイツの劇場レパートリー作品の作・演出を複数回務める。2020年、タイの小説家ウティット・ヘーマムーンの原作を舞台化した『プラータナー:憑依のポートレート』で第27回読売演劇大賞選考委員特別賞を受賞。近年は能・狂言の現代語訳や形式を用いた作品も手がけ、2021年、戯曲集『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』で第72回読売文学賞戯曲・シナリオ賞、2022年、同戯曲で第25回鶴屋南北戯曲賞を受賞。同年、「ブロッコリー・レボリューション」で第35回三島由紀夫賞を受賞。

上田岳弘ウエダ・タカヒロ

1979(昭和54)年、兵庫県生れ。早稲田大学法学部卒業。2013(平成25)年、「太陽」で新潮新人賞を受賞し、デビュー。2015年、「私の恋人」で三島由紀夫賞を受賞。2016年、「GRANTA」誌のBest of Young Japanese Novelistsに選出。2018年、『塔と重力』で芸術選奨新人賞を受賞。2019年に「ニムロッド」で芥川賞を受賞。著書に『太陽・惑星』『私の恋人』『異郷の友人』『塔と重力』『ニムロッド』『キュー』『旅のない』がある。

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