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「幻のお菓子画帳」公開!

「幻のお菓子画帳」公開! とんぼの本『懐かしいお菓子』刊行記念イベント ~武井武雄の『日本郷土菓子図譜』を語る~

甘いものを食べると、幸せな気持ちになります。ことに、その土地で長く愛される、あのお饅頭、お煎餅、羊羹の素朴で優しい味は、おなかも心も温かくしてくれます。
「コドモノクニ」や「キンダーブック」で活躍した昭和の人気童画家・武井武雄は、そんな郷土菓子に惹かれ、世にも楽しいお菓子画帳、『日本郷土菓子図譜』全3巻を遺しました。
戦前から戦後にかけてひそかに描き続けられたスケッチは、169点にも及びます。色味も質感も見事な、世界一おいしそうな絵にくわえ、昔のパッケージも詳細に再現されていて、他に類を見ない貴重な記録でありコレクションでもあります。
この図譜のすべてを初めて一挙公開する本『懐かしいお菓子』(1月末発売)の刊行を記念して、お菓子を愛するみなさん必聴&必見のトークイベントを開催します!
ご登壇者は、武井の図譜をこよなく愛する4名。それぞれの「ベスト10」を紹介するとともに、美術的な価値や見どころ、描かれたお菓子の歴史や魅力について、熱く熱く語ります。
そしてなんと、今回特別に、『日本郷土菓子図譜』の原本を、所蔵先である長野県岡谷市のイルフ童画館からお持ちいただけることになりました。参加者限定、幻の「お菓子図譜」を間近でご鑑賞いただけます! この貴重な機会をお見逃しなく。
さらに、武井が描いたなかで今も健在のお菓子のプレゼント付き(何のお菓子かは当日のお楽しみ)! 寒い夜のひととき、懐かしいお菓子を囲んで幸せなひと時を過ごしましょう。

〈プロフィール〉
■伴田良輔(はんだ・りょうすけ)
1954年、京都府生まれ。作家、翻訳家、写真家、版画家。美術、写真、デザイン、自然科学など執筆ジャンルは多岐にわたる。小原有月名義の版画作品では国内外で受賞多数。著書に『奇妙な本棚』、『アリスのお茶会パズル』、『ネコ温泉』ほか、翻訳書に カレル・チャペック『ダーシェンカ 愛蔵版』など。

■今村規子(いまむら・のりこ)
東京都生まれ。(株)虎屋勤務、虎屋文庫研究主幹。著書に『名越左源太の見た幕末奄美の食と菓子』。主な論文に『「りん」と「みどり」』(『和菓子』第8号 虎屋)、『二つの「船橋屋織江」』(同誌第22号)など。

■山岸吉郎(やまぎし・よしろう)
1953年、神奈川県生まれ。イルフ童画館館長。前職の広告代理店勤務時代に従事したマーケティング企画やマネージメント・システム構築の経験を活かし、武井武雄の作品世界を広く伝える活動を精力的に行う。2014~15年、全国巡回展「生誕120年武井武雄の世界展」を企画、開催。『別冊太陽 武井武雄の本 童画とグラフィックの王様』、『武井武雄 イルフの王様』 などに執筆。

■河西見佳(かさい・みか)
長野県生まれ。イルフ童画館学芸員。同館の武井武雄展示をはじめ、数多くの童画、絵本原画関連の企画展を手がける。2018年のイルフ童画館開館20周年を記念した『武井武雄クロニクル』では展示の企画や図録の編集・制作を担当。武井作品をこよなく愛し、多くの関連本にも執筆。

開催日時 2020年2月12日(水)19:00〜20:30(開場 18:30)
会場 AKOMEYA TOKYO in la kagu 2F レクチャースペースsoko
東京都新宿区矢来町67(東京メトロ東西線神楽坂駅矢来口出てすぐ)
問い合わせ先 新潮社ラカグ室
fax:03-3266-7185 E-mail:sokoinfo@shinchosha.co.jp
URL 詳細はこちらをご覧ください。
備考 〈チケット情報〉
■2,000円/自由席(お菓子つき)
■1,800円/自由席(お菓子つき、神楽坂ブック倶楽部会員本人限定)

※参加者の方には、トークの前後に順番で『日本郷土菓子図譜』の現物をご覧いただく予定です。当日スタッフの案内にお従いください。
※ご購入いただいたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。
※開場は開演の30分前です。

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