初の恋愛小説?

ヒロイン・各務多紀は、夫と離縁した過去を持ち、夫が「助けてくれなかった」という哀しみをぬぐえずにいる。だが、運命の糸にたぐり寄せられるように、重興の世話係となり、重興を献身的に支え、寄り添う。やがて、多紀の心に重興へのある想いが産まれる。それは姉としてなのか、親友としてなのか、それとも……? 多紀の想いは報われるのか、大注目である。