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【特集】トキワ荘と日本マンガの夜明け

芸術新潮 2020年11月号

(毎月25日発売)

1,500円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2020/10/24

発売日 2020/10/24
JANコード 4910033051107
定価 1,500円(税込)
●目 次

【特集】トキワ荘と日本マンガの夜明け

プロローグ
「トキワ荘」とは?

絵物語
トキワ荘の青春
絵 吉本浩二

グラフ
ようこそ! トキワ荘マンガミュージアムへ

INTERVIEW
豊島区長 高野之夫/丹青社 加藤剛

トキワ荘周辺散歩ガイド

INTERVIEW
鈴木伸一/水野英子/よこたとくお/山内ジョージ

黎明期のマンガ進化論
文 中条省平

水野英子と「少女マンガ」誕生
構成・文 図書の家

  • 厳選!
    トキワ荘時代の貴重マンガ再録
  • 寺田ヒロオ「漫画つうしんぼ」「おんぼろ地蔵物語」
  • 新漫画党合作「神様からもうひとつ目をもらったら」
  • 森章太郎「墨汁一滴」
  • 赤塚不二夫「ナマちゃんのにちよう日」

秘蔵グラフ

エピローグ
マンガ家たちのそれから

  • ミニコラム
    トキワ荘こぼれ話
  • トキワ荘グルメ/マンガ家たちの遊び
  • 悪書追放運動とは?/手塚治虫のファンへの神対応/なぜ「不二雄」「不二夫」?/週刊誌時代へ――雑誌のうつりかわり
  • 「漫画少年」のすごい投稿者たち/他にもあったマンガ家コミュニティ

展覧会&施設案内



◆ 第2特集 ◆

  • 浸る、愛でる、アイヌの世界
  • SHIRAOI, Hokkaido1
    アイヌ文化の玄関口! ウポポイの歩き方
    案内人 マユンキキ
  • KOMABA, Tokyo2
    柳宗悦が79年前に見出した
    エコでサステナブルなアイヌの美

◆ Art News interview ◆

河北秀也
幸せを呼ぶデザイン


◆ Art News book ◆

写真家・川内倫子が撮り、綴った
生と死のあわい、そこにある光
対談 川内倫子×小林エリカ

◆ Art News exhibition ◆

知の怪人、荒俣宏の
「Low芸術」時代宣言

◆ Art News movie ◆

イーストウッドをフィルムで見よう!
文 玉田健太

◆ Review ◆

川俣正/PHOTOGRAPHERHAL
MADSAKI/西村陽平

◆ Global News ◆

  • Paris「ピカソとバンド・デシネ」展
  • New York「ジャッド」展
  • Venezia「プレッシ 黄金時代」
  • London「タントラ:革命への啓発」展



◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

御贔屓 御馳走帖〈11〉
選・文 森川裕之

Goods & Shop

時と光の美術館〈43〉
ショパール

◇ 連載 ◇

リ・アルティジャーニ
ルネッサンス画家職人伝〈27〉
ヤマザキマリ とり・みき

定形外郵便〈76〉
文 堀江敏幸

図書館を建てる、図書館で暮らす〈6〉
森へ「帰還」した書架
文 橋本麻里

あの人と食器棚〈10〉
伊藤まさこ
ファッション・デザイナー 岸山沙代子

千住博の往復書簡〈28〉
宛先 荒木飛呂彦様

千 宗屋の飲みたい茶碗、点てたい茶碗〈73〉

海外アートStudy最前線〈59〉
文 前橋重二

◇ PICK UP ◇

movie 野崎歓
book 諏訪敦
recommend 編集部のおすすめ!
ぐるぐるキョロキョロ展覧会記 小田原のどか〈5〉
exhibition 全国展覧会情報

次号予告

▼芸術新潮特別企画

熊谷守一が結んだ親戚づきあい
都市間連携のはじまり

広告文化の先駆け企業
「福助」を牽引した「アート」のチカラ

連載 美に魅せられて/
アジア文化芸術協会〈39〉
東大寺《誕生釈迦仏立像》

ART CAFÉ
Gallery's Plaza

最新号PICK UP

トキワ荘の物語はなぜ心を打つのか

Image
撮影:広瀬達郎(本誌)

藤子不二雄Ⓐの自伝的作品である「まんが道」を初めて読んだのは、もう30年ほど前になります。以来いったい何度、読み返してきたことでしょうか。そして「『まんが道』が大好きなんです」と話したときに、「私もです!」と応じてくれた方に、これまで何人も出会ってきました。この作品には、なにか特別な“魔力”のようなものがあると思います。

「まんが道」は、主人公・満賀道雄(藤子不二雄Ⓐがモデル)の地元・富山県から話が始まります。そして物語の中盤に上京して、ほどなく舞台はトキワ荘へと移ります。登場人物はもちろん豪華です。手塚治虫、寺田ヒロオ、才野茂(モデルは藤子・F・不二雄)、後半には石森(石森)章太郎と赤塚不二夫も登場します。これだけの超大物マンガ家たちが同じアパートで暮らしていたなんて、まるで奇跡のようにも思えます。そんな彼らの若い頃のマンガに賭けるまっすぐな思い――これがトキワ荘をめぐる物語の大きな魅力です。

さらにいえば、それは日本の戦後の“マンガ”という、新たに確立されつつあったジャンルの黎明期の物語です。手塚治虫の登場により、日本のマンガ表現は大きく変わりました。手塚治虫がいなかった国のマンガ、たとえばアメリカン・コミックスやフランスのバンド・デシネと比べると、日本のマンガが質量ともにどれほど豊饒であるかがよくわかるでしょう。

新たな表現ジャンルが生まれ、育ちつつある“時代のワクワク感”。そしてその中心で今まさに表現の革新を担っている若者たちの眩しいほどの“ピュアな情熱”。トキワ荘をめぐる物語が多くの人たちの心をとらえて離さないのは、このふたつによるところが大きいのではないかと私は思います。本特集でも、ぜひこのふたつを感じとっていただきたい、そう願っています。

この号の誌面

編集長から

トキワ荘が伝える日本マンガの夜明け

 手塚治虫、藤子・F・不二雄、藤子不二雄Ⓐ、石森章太郎、赤塚不二夫……。日本マンガ界のスターたちが若かりし頃を過ごした伝説のアパートがある。4畳半の部屋が並ぶその「トキワ荘」に彼らが住んでいたのは10年ほどに過ぎないが、残された驚愕のエピソードは数多い。藤子F、藤子Ⓐ、石森、赤塚が行方不明になった手塚の連載を代筆したり、赤塚がギャグマンガでブレイクするきっかけとなったピンチヒッター事件があったり――。そんなトキワ荘の青春を、ルポマンガで人気の吉本浩二による描きおろし絵物語でご紹介。紅一点の水野英子をはじめ、住人だったマンガ家たちのインタビューからも熱気が伝わってくる。さらに、当時発表された貴重作品から39頁分を一挙再録。そして7月に開館した「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」を徹底取材。内装はもちろん、壁の汚れや階段のきしむ音、時代を物語る家具や雑貨など、綿密な調査によるリアルな再現の舞台裏にも迫る。

芸術新潮編集長 吉田晃子

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