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{ 挑戦者からのコメント }
佐々木俊尚さん
(作家・ジャーナリスト)

Q1 クイズの正解率を教えてください。

62.5%。

Q2 気に入ったコピー、あるいは、もっとも秀逸だと思ったコピーを教えてください。

「ディープラーニングの解答は、まだ見つかっていない」
AIという知性の難しさを、論理と詩的の狭間でうまく言い表した言葉だと思います。

Q3 人間かAIか、悩んだコピーがあれば教えてください。

「一生に一度の恋にはできないけれど、あの夜は、この一生に一度の恋のためでした」

Q4 AIの創造性、可能性について、どのようにお感じになりましたか。

AIは長い文章をなめらかに書く能力はまだ持てていませんが、広告コピーのような直感的かつ断片的な文章であれば、もはや人と区別がつかないぐらいに文章力を発揮できるのだということが、今回のクイズでよく理解できました。未来のAIはロジックではなく、直感で勝負する仕事に向いていくようになるのではないでしょうか。

Q5 これからの社会において、あるいは個人として、AIの進化に期待されることは何ですか。

AIと人間がそれぞれの能力をうまく分担し、相互補完する世界。それによって人間はより人間的なことに集中していけるような世界。

Q6 キャッチコピーから、どのような本の内容を想像されましたか。

人間の知性の劣化コピーではない、人間とはまったく異なる知性の持ち主が、どのようにして人間と心を通わせられるのかをテーマにした物語かな。

Q7 このキャンペーンについてのご感想をご自由にどうぞ。

たいへん面白い試みです。これによってAIの正確な理解がさらに進みますように。

『はるか』宿野かほる
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