［巻頭特集］いま、突如として、スーパースポーツカーの時代がやってきた｡

スーパースポーツカーの時代がやってきた｡

　マセラティが16年ぶりに新型ミドシップをデビューさせたかと思えば、かつてマクラーレンF1で伝説を築いたゴードン・マレー氏が、その再来とも言うべき3座ミドシップを発表。その一方で、本家マクラーレンからは、同じく3座のミドシップ・ハイブリッドが日本上陸――といった具合に、新型コロナ禍の渦中にあっても、その勢いが衰えるどころか、次々とニューモデルが登場しているのが、スーパースポーツカーの世界だ。むろん、フェラーリやランボルギーニといったこの分野の本家本元も黙ってはいない。ハイブリッドからオープン、少数限定のスペシャル・モデルまで、続々と魅力的なモデルを投入して、いまや百花繚乱の様相を呈しているのである。その現在を多角的に考察するとともに、最新モデルに内外で試乗、さらに垂涎のスーパースポーツカーを所有するオーナーたちを訪ねて、その魅力の源を語ってもらった。今月はENGINE渾身のスーパースポーツカー特集をお届けします。

ENGINE編集長　村上 政