［巻頭特集］アウディ、「技術による先進」の現在を探る。

アウディ、「技術による先進」の現在。

「アウディ」の社名は、その前身となる会社のひとつ「ホルヒ」の創業者であるアウグスト・ホルヒの名に由来する。ドイツ語で「ホルヒ」は「聞く」という意味で、ラテン語で「アウディ」となることから、のちに「ホルヒ」を追い出されたアウグストは、自らの新会社をそう名づけたのだ。今から百年以上前の1910年のことだ。その後、現在に至るまでの「アウディ」の歴史は紆余曲折を極める。第一次大戦後のドイツの経済苦難の中で、「ホルヒ」「アウディ」「DKW」「ヴァンダラー」の4社が合従連衡して「アウト・ウニオン」をつくり、さらに第二次大戦後には「NSU」も加え、1985年に「アウディ」という社名になった。その歴史の中で彼らが貫いてきたのは、「技術による先進」というモットーが示す通り、常に時代を切り開く技術を追求し、それを実用化する姿勢だ。このほど次世代を担うオール電化SUV、eトロンが発表されたのを機に、前進し続けるアウディの現在を探った。

ENGINE編集長　村上 政

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