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小説に書けなかった自伝

新田次郎/著

2,200円(税込)

発売日:2005/03/04

  • オンデマンドブックス

一人の勤め人がある日小説の筆をとる――処女作をはじめ、長編に至る創作の秘密と、小説の誕生を誠実に綴った異色の自伝。

著者は、妻の書いた作品がベストセラーになったことに刺激されて小説を書きはじめた。気象庁に勤めながら、生活を支えるための内職としてはじめた執筆活動だったが、やがて苦悩のすえ気象庁を辞し、小説家一本で生きていくことを決意する。一人の勤め人がある日小説の筆をとる……創作の苦痛、編集者との協力確執、そして辞職の決意と長編への意欲――小説家の誕生過程をつづった異色の自伝。

書誌情報

読み仮名 ショウセツニカケナカッタジデン
シリーズ名 新潮オンデマンドブックス
発行形態 オンデマンドブックス
判型 新潮オンデマンドブックス
頁数 198ページ
ISBN 978-4-10-865389-4
定価 2,200円

著者プロフィール

新田次郎

ニッタ・ジロウ

(1912-1980)1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。1956(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、1974年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。1980年、心筋梗塞で急逝。没後、その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。実際の出来事を下敷きに、我欲・偏執等人間の本質を深く掘り下げたドラマチックな作風で時代を超えて読み継がれている。

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