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放浪記

林芙美子/著 、藤田弓子/朗読

3,300円(税込)

発売日:2011/06/30

  • オーディオブック

「私は宿命的に放浪者である。」――印象的な一節ではじまる林芙美子の自伝的代表作を、藤田弓子の朗読でCD化!

幼い頃に義父と母に連れられて行商しながら見た日本のあちこちの風景、苦難に満ちた文学修業時代の思い出、切実な恋愛遍歴の数々……。著者の代表作『放浪記』の中から「第一部」の約三分の一を抜粋して収録。

目次
DISC1(1)~(15)73分52秒
(1)放浪記
(2)〈十二月×日〉さいはての…
(3)〈十二月×日〉ひまが出る…
(4)〈四月×日〉水の流れの…
(5)〈五月×日〉朝起きたら…
(6)〈十一月×日〉なぜ?…
(7)〈十二月×日〉ヘエ、街は…
(8)〈四月×日〉地球よ…
(9)〈四月×日〉一度は…
(10)〈四月×日〉街の四ツ角…
(11)〈四月×日〉国から汐の…
(12)〈四月×日〉「僕が電報を…
(13)〈五月×日〉私はお釈迦様…
(14)〈六月×日〉今日は隣の…
(15)〈六月×日〉種をまく人…
DISC2(1)~(19)74分40秒
(1)〈六月×日〉淋しく候…
(2)〈六月×日〉久し振りに…
(3)〈七月×日〉胸に凍る…
(4)〈八月×日〉女給達に…
(5)〈十月×日〉広い食堂の…
(6)〈十月×日〉少しばかり…
(7)〈十月×日〉秋風が吹く…
(8)〈十月×日〉風が吹いて…
(9)〈十一月×日〉秋刀魚を…
(10)〈十二月×日〉浅草は…
(11)〈十二月×日〉風が鳴る…
(12)〈十二月×日〉久し振りに…
(13)〈十二月×日〉赤靴のひも…
(14)〈一月×日〉暗い雪空…
(15)〈七月×日〉魚屋の魚の…
(16)〈十月×日〉折れた鉛筆…
(17)〈十一月×日〉富士を見た…
(18)〈二月×日〉時ちゃんが…
(19)〈二月×日〉何にも…
※朗読の中では日付の「×日」は読んでいません。

書誌情報

読み仮名 ホウロウキ
シリーズ名 新潮CD
発行形態 オーディオブック
判型 [2CD]149分
ISBN 978-4-10-830248-8
C-CODE 0893
価格 3,300円

著者プロフィール

林芙美子

ハヤシ・フミコ

(1903-1951)福岡県門司区生れ。1918(大正7)年尾道高女に入学。1922年卒業すると愛人を追って上京。翌年婚約を破棄され、日記をつけることで傷心を慰めたが、これが『放浪記』の原形となった。手塚緑敏という画学生と結ばれてから生活が安定し、1928(昭和3)年「女人芸術」に「放浪記」の副題を付けた「秋が来たんだ」の連載を開始。1930年『放浪記』が出版されベストセラーとなる。他に「風琴と魚の町」「清貧の書」「牡蠣」『稲妻』『浮雲』等があり、常に女流作家の第一線で活躍しつづけた。

藤田弓子

フジタ・ユミコ

東京都に生まれる。小学校5年生の時から3年間、ラジオ東京の「赤銅鈴之助」に出演、高校卒業後に文学座付属演劇研究所に入る。1968(昭和43)年、NHK連続テレビ小説「あしたこそ」のヒロインに抜擢され一躍お茶の間の人気者になった。以後、テレビ、映画、舞台で活躍。1985(昭和60)年には映画「さびしんぼう」でキネマ旬報助演女優賞受賞。また現在は静岡県伊豆の国市で劇団「いず夢」を主宰するなど幅広い活動で知られる。

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