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井上ひさし講演 第1集 名優 太宰治

井上ひさし/講演

2,200円(税込)

発売日:2011/02/25

  • オーディオブック

知られざる実像から文学的業績まで。敬愛する作家、太宰治を語りつくした70分。

太宰の小説は日本文学史の中でも屈指である。平明な話し言葉を使った分かりやすい文章で、フレーズにメロディがある。漱石以降の「近代日本語」が活かされている。さらには物語の筋がしっかりしており、落語のようなオチまである。――井上ひさしが、敬愛する作家、太宰治の実像とその文学的功績を語る。(1999年2月16日 JTアートホールアフィニスにて収録)

目次
[1CD]76分59秒 (1)~(6)
(1)酒、煙草、味の素信仰……太宰治の実像
(2)太宰作品はどこが優れているか
(3)日本語に希望を与えた太宰治
(4)国策小説『惜別』で描いたこと
(5)助かるように「死ぬ」太宰の自殺
(6)自作自演の名優、太宰治

書誌情報

読み仮名 イノウエヒサシコウエン01メイユウダザイオサム
シリーズ名 新潮CD
発行形態 オーディオブック
判型 [1CD]77分
ISBN 978-4-10-830245-7
C-CODE 0895
ジャンル 文学賞受賞作家
価格 2,200円

著者プロフィール

井上ひさし

イノウエ・ヒサシ

(1934-2010)山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後、「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆する。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』、『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍した。2004(平成16)年に文化功労者、2009年には日本藝術院賞恩賜賞を受賞した。1984(昭和59)年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行った。

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