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辻邦生全集 18 手紙、栞を添えて ほか

辻邦生/著

7,700円(税込)

発売日:2005/11/25

書誌情報

読み仮名 ツジクニオゼンシュウ18テガミシオリヲソエテホカ
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 辻邦生全集
発行形態 書籍
判型 菊判
頁数 444ページ
ISBN 978-4-10-646918-3
C-CODE 0395
ジャンル 全集・選書
定価 7,700円

辻邦生の遺した豊饒な物語世界――。その全容を明らかにする初の本格的全集。 

古今東西にわたる厖大な読書量を物語る、辻邦生の文学的遍歴と文学観がつづられた読書エッセーを収録。読書の快楽と生の歓びを謳った水村美苗との濃密な往復書簡「手紙、栞を添えて」を中心に。

目次
手紙、栞を添えて
読書
I 本との出会い
 明晰さについて
 書くことと読むこと
 芥川龍之介から受けたもの
 中島敦を読んだ頃
 『英国の文学』を読んだ頃
 リルケとの邂逅
 ドゥイノの悲歌
 ディケンズの道
 『デイヴィド・コパフィールド』のドオラとアグネス
 『武器よさらば』のキャサリン
 ある触れあい
 井上靖文学における「詩」と「人生」
 パリで読んだトーマス・マン
 書くことの快楽
 ラムに魅せられて
 わがプルースト体験から
 プルーストのよみがえり
 いつの日か認識の果てに立ち……
 日記のなかの作家の顔
 乱読を重ねた旧制松本高校、寮生活時代

II 書物――もう一つの現実
 書物と暮らす至福の時
 書物を持つという快楽
 パリの古い街角から
 小説空間に生きる陶酔
 図書整理術など不可能な、混沌、乱雑、無秩序、錯乱
 魂の調和のための50冊
 美しき精神と葛藤の物語
 魅力的な女性の登場人物を中心に古典の中から
 私のすすめる奇書
 私の好きなミステリー・ベスト5
 私の好きな文庫本ベスト5
日本文学
 宿命について――川端康成論
 ノーベル文学賞前後
 芥川龍之介とフランス
 埴谷雄高の世界
 語りもの文芸の息吹き
 花は散りて
 冷たい花びらの渦のなかで
 「全性格の描写」への道
 運命の力
 大岡昇平とスタンダール
 想像の地平との出会い
 落日にきらめくもの
 悲劇の終末
 愛の孤独について
 過去への谺
 ある挽歌
 ひとすじの道
 詩的体験の切実さ
 『変化』と『さむがりやのサンタ』を結ぶもの
 小説家であること
 横光利一からの光
 現代に響き合う歌論の吟味
海外文学
 詩的創造について
 永遠なるシェイクスピア
 聖書からの呼び声
 エミリの周囲
 ふたつの悪夢
 「全体性の恢復」への試み
 イモージェンの肖像
 『パルムの僧院』と現実理解
 ファブリスの恋クレリアの恋
 文学における全体と部分
 小説と時間意識
 「形」に耳をすます時
 詩を支えるもの
 『弁明』を読んだ頃
 バルザックの開くもの
 ディケンズの意味
 ある幻想空間への幻想
 幻想の鏡現実の鏡
 フィクションへの道
 詩的生成力について
 小説家にとっての幼少期
 物語とカトリシズムの間
 失われた小説の根拠を求めて
 「時の【主人/あるじ】」の悲しみ
 知的冒険と悠々たる流れと
 ロンサールの隠れ家
自作の周辺から
 歴史小説の地平
 歴史の顔から
 想像力の中の歴史
 子供の国のファンタジー
 『ユリアと魔法の都』自註
 歴史小説を書きはじめた頃
 小説による遍歴
 夢想を支えるもの
 言葉への旅風俗への旅
 魔法の小屋のために
 劇的情感の構図
 パリの遠近
 『モンマルトル日記』によせて
 時間のなかの歴史と小説
 ウェル・メイドへの偏愛
 対談への弁明
 『時の扉』を書き終えて
 霊感と日記との間
 『樹の声海の声』の逗子咲耶
 幻視と現実のあいだで
 『雲の宴』を書き終えて
 小説の夜明けたち
 世紀末の中の世紀末
 アップダイクの書評
 『花のレクイエム』の行方
 小さな短篇の思い出とともに
 自作朗読での発見
 エッセーを試(エッセー)する気持
 江戸の匂い
解題

著者プロフィール

辻邦生

ツジ・クニオ

(1925-1999)東京生れ。1957(昭和32)年から1961年までフランスに留学。1963年、長篇『廻廊にて』を上梓し、近代文学賞を受賞。この後、芸術選奨新人賞を得た1968年の『安土往還記』や1972年に毎日芸術賞を受けた『背教者ユリアヌス』等、独自の歴史小説を次々と発表。1995(平成7)年には『西行花伝』により谷崎潤一郎賞受賞。他の作品に『嵯峨野明月記』『春の戴冠』等。

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