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辻邦生全集 15 小説への序章 ほか

辻邦生/著

7,700円(税込)

発売日:2005/08/25

書誌情報

読み仮名 ツジクニオゼンシュウ15ショウセツヘノジョショウホカ
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 辻邦生全集
発行形態 書籍
判型 菊判
頁数 454ページ
ISBN 978-4-10-646915-2
C-CODE 0395
ジャンル 全集・選書
定価 7,700円

辻邦生の遺した豊饒な物語世界――。その全容を明らかにする初の本格的全集。

思索のすべてを純然たる創作のために費やしてきた辻邦生。その明晰な思考の足跡を明らかにする初期評論『小説への序章』と遺著『薔薇の沈黙』。文学の師、森有正とトーマス・マン論を収録する。

目次
小説への序章――神々の死の後に
 第一章 物語と小説のあいだ
 第二章 神々の死の後に
 第三章 内面への転回
 第四章 全体像の形成とその崩壊
 第五章 プルーストと全体性への視点
 第六章 小説空間の意識
 第七章 ディケンズと映像
 第八章 終末論の構図
    結論にかえて

森有正――感覚のめざすもの
森先生のこと――
 先生との出会い
 パリの書斎
 生きること話すこと
 先生の笑い
 最後の旅から
 先生とプラトンと索引と
 「家」と「くつろぎ」と
 音楽の大伽藍を仰いで

森有正論――
 感覚のめざすもの――森有正論の試み
 ある生涯の軌跡――森有正氏の思索と方法
 経験を思索する道――『経験と思想』解題

ある試みの終り――
 パリの秋日本の秋
 ある試みの終り――コスモポリタンとエトランジェ

トーマス・マン
第一篇 トーマス・マンへの道
森先生のこと――
 第一章 小さなプロローグ
 第二章 トーマス・マンとの出会い
 第三章 複眼構造のエクリチュール
 第四章 初期の小説技法と主題
 第五章 マンにおける物語形式の意味
第二篇 主題深化から見たトーマス・マン
 第一章 世紀末の苦悶
 第二章 精神と生のドラマ
 第三章 時代と小説のあいだ
 第四章 フランスへの一瞥
 第五章 小説と小説家のあいだ
 第六章 市民たちのなかで
 第七章 『魔の山』まで
 第八章 生の根底にあるもの
 第九章 ふたたび『魔の山』へ
 第十章 『魔の山』を越えたあと
 第十一章 最後の旅の日々
 参考文献
 年譜

薔薇の沈黙――リルケ論の試み
1 変 容(メタモルフオーズ)すること
2 〈固有の死〉を失うこと
3 物語が崩壊するとき
4 セザンヌからの死
5 〈愛する女〉の肖像
6 夢のなかの部屋
7 天使のプロフィール
8 天使の現われる場所
9 委託を果す者
10 遠ざかる死者たち
11 見ることの果て
12 大戦のなかの孤独な島
13 〈開かれた空間〉の声

解題

著者プロフィール

辻邦生

ツジ・クニオ

(1925-1999)東京生れ。1957(昭和32)年から1961年までフランスに留学。1963年、長篇『廻廊にて』を上梓し、近代文学賞を受賞。この後、芸術選奨新人賞を得た1968年の『安土往還記』や1972年に毎日芸術賞を受けた『背教者ユリアヌス』等、独自の歴史小説を次々と発表。1995(平成7)年には『西行花伝』により谷崎潤一郎賞受賞。他の作品に『嵯峨野明月記』『春の戴冠』等。

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