ホーム > 書籍詳細:星野道夫著作集 4

星野道夫著作集 4

星野道夫/著

3,080円(税込)

発売日:2003/07/31

  • 書籍

冬をしっかり越さないかぎり、春をしっかり感じることはできない。それは、幸福と不幸のあり方にどこか似ている。

ワタリガラスの神話を追い求め、南東アラスカからシベリアへ。太古の昔と変わらぬ深い森と氷河に覆われた世界は、やがて魂の風景へとつながっていく……。「森と氷河と鯨」、「長い旅の途上」を収録。

目次
森と氷河と鯨
ワタリガラスの家系(クラン)の男
消えゆくトーテムポールの森で
ラスト・アイスエイジ・リバー
鯨の神話は宇宙を漂う
最初の人々
魂の帰還(リベイトリエイション)
森に降る枝
氷河期の忘れ物
リツヤベイの悲劇
熊の道(ベアトレイル)をたどって
ジュノー大氷原の夜
エスター・シェイの言葉
レイヴン、北へ
海の底の住居跡
シベリアの日誌
長い旅の途上

はじめての冬
約束の川
ビル・ベリイのこと
ある親子の再生
はじめてのアフリカ
ぼくたちのヒーロー
ザトウクジラを追って
カリブーフェンス
新しい人々
遥かなる足音
めぐる季(とき)の移ろい
悠久の自然

春の訪れ
可憐な花
シトカ
アラスカの夏
II
1 オーロラのダンス
2 流氷の囁き
3 ザトウクジラの優雅な舞い
4 山河にこだまするカリブーの歌
5 ツンドラに咲く小さな命
6 ムースに降る雪
7 はるかな時を超えて
8 アラスカ山脈の冬 自然の猛威
9 シロフクロウの新しい家族
10 穏やかな春の日に
III
自然のささやき
オーロラ
氷河
クマの母子

遺産
ルース氷河
頭骨
カリブーの旅
狩人の墓
季節の色
夏至
海辺
憧れ
旅の終わり
ワタリガラス
ジリスの自立
墓守
原野と大都会
古老
IV
ヘラジカ
遠吠えは野生を誘う
極北の放浪者
マクニール川
ナヌーク
ワタリガラスの神話を捜して
南東アラスカの旅について
文集「あらすか」序文
アラスカの呼び声
解説  湯川豊
解題

書誌情報

読み仮名 ホシノミチオチョサクシュウ04
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 星野道夫著作集
発行形態 書籍
判型 四六判
頁数 352ページ
ISBN 978-4-10-646804-9
C-CODE 0395
ジャンル 全集・選書、歴史・地理
定価 3,080円

著者プロフィール

星野道夫

ホシノ・ミチオ

(1952-1996)千葉県市川市生れ。慶應義塾大学経済学部卒業後、動物写真家田中光常氏の助手を経て、アラスカ大学野生動物管理学部留学。以後18年間アラスカに暮らし、極北の自然と動物の生命の営み、人びとの暮らしを写真と文章で記録し続けた。『Alaska 極北・生命の地図』で木村伊兵衛写真賞受賞。1996(平成8)年、カムチャツカ半島で取材中、ヒグマに襲われ急逝。自然と人間に真摯に向き合った写真と文章、その温かい人柄は今も多くの人びとに愛され続けている。『星野道夫の仕事』全4巻、『星野道夫著作集』全5巻のほか、多くの写真集・エッセイ集がある。

星野道夫事務所公式サイト (外部リンク)

この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

感想を送る

新刊お知らせメール

星野道夫
登録
全集・選書
登録

書籍の分類