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半グレ―反社会勢力の実像―

NHKスペシャル取材班/著

792円(税込)

発売日:2020/12/17

書誌情報

読み仮名 ハングレハンシャカイセイリョクノジツゾウ
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 191ページ
ISBN 978-4-10-610887-7
C-CODE 0236
整理番号 887
定価 792円
電子書籍 価格 792円
電子書籍 配信開始日 2020/12/17

「自分は捕まらないですよ。証拠が揃わないんで。」組織の実態、カネ、裏人材……当事者が詳細に語った「NHKスペシャル」待望の書籍化!!

「自分はきっちりやっていたから、絶対に捕まらない」。暴力団のように、特定の事務所を持たず、常に離合集散を繰り返し、犯罪ごとにメンバーが入れ替わる。時には一般人として普通に暮らし、必要に応じて犯罪に手を染める。暴対法を潜り抜ける“つかみどころのない悪”半グレとは何か。その正体に迫るため、成立から具体的事件まで、当事者の肉声を基に炙り出す――。「NHKスペシャル」待望の書籍化!!

目次
はじめに
第1章 半グレ組織で“自己研鑽”する学生たち
事件/“イケメン”の元メンバーA/“色恋”にかける/“お金の教育”から負のスパイラルへ/女性に考えを“埋め込む”マニュアル/被害者の傷/「死にたい、しかない」/集まった京都の有名大学生たち/「お前らもこっちに来い」/“成長”できると信じて/挑発的なリーダーX/半グレはすぐ隣に――/事件のその後
第2章 半グレはどのように生まれたのか
半グレとは何者か/「怒羅権」のルーツ/そして「怒羅権」が生まれた/凶悪化と先鋭化/暴力団に属した時代/暴力団衰退、「半グレ」勃興の時代へ/“暴走族”から“黒社会”へ/「関東連合」/身近な脅威となった半グレ
第3章 カメラの前に立った半グレ
ミナミのKとT/半グレとの“再会”/一方的な主張/半グレに惹かれる若者たち/再度のインタビュー/半グレの“メリット”
第4章 半グレvs警察
大阪の半グレの現状/大阪府警半グレ壊滅作戦/暴力団・特殊詐欺の影/半グレグループの男/詐欺の“人材派遣”/“あらゆる法令を駆使”/放送を終えてから
第5章 沖縄 末端の男
“受け子”の元少年/曇天の沖縄/「1週間で150万円」/もう逃げられない/逮捕/「沖縄は“末端”の製造工場だ」
第6章 「白」になろうとする半グレ
目つきの鋭い“青年実業家”/幅広い“正業”/見え隠れする闇の顔/ギリギリでかかってきた電話/Kとの再会/一発勝負のロケ
おわりに
執筆者一覧

薀蓄倉庫

半グレ誕生の経緯を詳しく

「半グレ」とは暴力団でも民間人でもない、中間的ないわば「グレー」な存在とされていますが、命名したのはジャーナリストの溝口敦氏です。では、そのルーツはどこにあるのか? それは、1970年代末から勃興した暴走族にあるとされています。そして80年代後半、圧倒的な存在感を持つグループが誕生しました。中国残留孤児2世・3世が中心になって結成された「怒羅権(ドラゴン)」。かつては過激な抗争を繰り広げ、現在は闇社会に君臨する集団へと変質している「怒羅権」。本書では、その創設メンバーの一人が、組織の成り立ちから変容の過程を詳細に語ります。

掲載:2020年12月25日

担当編集者のひとこと

本人たちによる赤裸々な告白

 2019年7月に放送されたNHKスペシャル「半グレ 反社会勢力の実像」は大変な話題となりました。具体的事件に関与した現役、あるいは元半グレメンバーが赤裸々に、その手口や組織の実態をカメラの前で詳細に証言したからです。また、取材班が入手したマニュアル――有為なメンバーを養成するためや、相手を陥れるための手順を示した文書にも驚かされました。本書では、そうした番組で放送した部分に加え、取材班がどのようにして対象に食い込んでいったのか。放送されなかった部分に加え、後日談なども取り上げています。また半グレの歴史を詳細に振り返り、関東だけでなく関西の巨大組織の実態にもメスを入れます。

2020/12/25

著者プロフィール

NHKスペシャル取材班

エヌエイチケイスペシャルシュザイハン

NHKの大型ドキュメンタリー番組「NHKスペシャル」を取材、制作するスタッフ。本書の基になった番組は東京、大阪、京都の記者・ディレクターが共同で制作した。

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