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現役をやめるのは死ぬとき、かも。13年ぶりにJ1の舞台へ――。プロ生活35年目に突入、今日をせいいっぱい生きる「キング・カズ」の言葉の数々。

カズのまま死にたい

三浦知良/著

924円(税込)

本の仕様

発売日:2020/02/15

読み仮名 カズノママシニタイ
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 287ページ
ISBN 978-4-10-610851-8
C-CODE 0275
整理番号 851
ジャンル エッセー・随筆
定価 924円
電子書籍 価格 924円
電子書籍 配信開始日 2020/02/21

「サッカー人生、これまで下した選択は全て正解でした。そう言い切れることが、精いっぱいやってきた証拠といえるんじゃないかな」「あすプレーするかしないかも、代表での振る舞いも、自分で決める。ずっとそうしてきた。そこには後悔の生じる余地がないんだ。失敗しても、自分が選んだことだから」プロ生活35年目を13年ぶりのJ1で迎えるキング・カズの、終わりなき前進の軌跡。

著者プロフィール

三浦知良 ミウラ・カズヨシ

1967(昭和42)年静岡県生まれ。十五歳でブラジルに単身渡航、プロサッカー選手に。帰国後、1993年発足のJリーグで初代MVPになるなど活躍。日本代表の試合では55ゴールを記録。イタリア、クロアチア、オーストラリアでもプレー。2020年2月現在は、横浜FCに所属。

目次

プロローグ――僕が現役生活に別れを告げるとしたら
I OH! ブラジル!!――2014年
聖地「国立」続くドラマ/サポーターとの距離感/飽きずに楽しむコツ/違う角度で見てみよう/たたかれてナンボ/大丈夫、なんとかなる/勝つために全てを。練習試合と本番は別/ブラジルで学んだこと/サントスのよしみ/求む「フィロソフィー」/「みそ汁」の誤差埋めよ/2試合で評価は早い/京都で広がった視野/ブラジルの味は強烈/勝つことに楽はなし/全力でやるしかない/「誰かのため」忘れずに/自分の居場所へ戻る
II プロ30年、おまけに年男――2015年
ゴール前で勝負する/30年目のハツラツ感/「まずは勝つ」を続ける/監督代われば好機あり/「普通」が生んだゴール/厳しさはプロを育てる/子どもに刻まれる印象/数値もいいけど、喜びも/ワールドカップの光、曇らせないで/気持ち百パーセント、力は8割/必然の「ごっつぁん」/誇りが文化になる/FW同士、張り合って/代表ユニホームの器/軸1つですべて変わる/違いで喜ばせたい/発信という形の恩返し/歴史が動くステップ/好きの力が損得に勝る/タイトルを得る心意気/「大丈夫」とやってみる/走らずにはいられない
III まだまだこれから――2016年
目の前の一日を生きる/喜んでもらえる幸せ/「当然だろう」に隙あり/環境を自分色に染める/海外での「孤独」バネに/立ちすくむだけでなく/奥深いレスター物語/「マリーシア」も強さ/心の中にアリはいる/水面下の積み重ねこそ/誇りも夢も手に入れる/「その判定、誤りですよ」/悔しさ忘れず強くなれ/メダルで回り出す歴史/絶体絶命の財産/ビッグクラブを作ろう/「まだ大丈夫」は手遅れ/まだ慌てる時じゃない/愛すべき「変人」の力/ロマンを貫く難しさ/みんなで一つの方向へ/我慢の先に夢がある
IV 50歳のカズダンス――2017年
苦しまずして成長なし/50歳のきょうが、最も充実/仲間あって自分がある/周りを楽しませる武器/「試合勘」代表では別物/人間性を高めること/ミーティングの意義/やんちゃであれ、久保/選手は見られている/試すのも簡単じゃない/技術が最大の暑さ対策/勝ちにムキになれ/差を縮めるために/「戻る場所」なんかない/休むのも仕事のうち/「心」の秘訣なんてない/戦い方は進化したか/リーダーのあるべき姿/見方はそれぞれ/どこでも、やるよ/遊びもスポットライトも/超えられない師匠/レジェンドのよしみ
V 明日は誰も分からない――2018年
33年目も毎日が未知/悪条件にも適応する/自分を語るということ/覚悟の「最低でも50歳」/矢面に立ってくれる人/明日は誰も分からない/言い争いも成長の表れ/熱と呼べるつながり/「理不尽」の限界/初戦まで10日もある/日本人監督が作る道筋/「戦術」日本と海外でずれ/ここでは負けないよ/多彩なルーツ、当たり前に/何回、はい上がれるか/叱り方に問われる信念/厳しい時が本当の勝負/決戦前、特別なことはせず/クラブが重ねる歴史/痛みを知って強くなる
VI 「いま」に懸ける――2019年
選手であり続ける/世代の溝、感じない/道ができれば人が続く/イチローとしての戦い/伸びる選手の人柄とは/安易にくくらないで/だまされませんよ/南米で闘う厳しさ/外でもまれて強くなる/生き残りたいなら上に/ジャニーさんの言葉/一流は細部に宿る/カズのまま死にたい/あなたは理想主義者?/僕らは「いま」に懸ける/ラグビーに衝撃、発奮/指導に必要なもの/「チームになる」とは/対話ファーストの勧め/「次の歴史」への入り口/悔しい、の先へ行く努力
あとがき

担当編集者のひとこと

「レジェンド」かつ現役プレイヤーとして

『カズのまま死にたい』の巻頭の「プロローグ」は、三浦知良選手のグアムでの自主トレの光景から始まります。冬になると、グアムへ行き自主トレをするようになったのは、三浦選手が37歳のときからです。観光客らで賑わう海岸沿いの繁華街から離れた丘陵の上にあるスポーツ施設で、空がまだ暗いうちの午前6時前のランニングから始まり、体幹トレーニングや、ボールを使った練習、ジムでのトレーニング、水泳など、早朝・午前・午後の三部練習を連日行います。その、やれる準備をつねにやり尽くそうとする姿勢が、前人未到の偉業を現実のものにしようとしているのです。
 三浦知良選手が所属する横浜FCは、昨シーズンのJ2で2位となり、今季は昇格して13年ぶりのJ1の舞台に臨みます。1993年に発足したJリーグの初代MVPだった三浦知良選手が、2020年のJリーグでもまたトッププレーヤーとして活躍するという、そんな歴史的瞬間を、心待ちにせずにはいられないところです。
 未曽有の“プロ生活35年目”を迎える三浦知良選手は、自分自身とどのように向き合ってきたのか。年齢が40代〜50代になるなかで、モチベーションをどう高め続けてきたのか。本書『カズのまま死にたい』を読めば、「願わくば、死ぬまでカズのままでいたい」というその魂のありようが感受できることでしょう。

2020/02/25

薀蓄倉庫

「生涯現役」と「何かを始めるのに遅すぎることはない」

 Jリーグ開幕前のイベント「2020キックオフカンファレンス」で、横浜FCの三浦知良選手(52歳)と神戸のアンドレス・イニエスタ選手(35歳)が対面。「カズさんにとって良いシーズンになるように願っている」とイニエスタ選手に声を掛けられたカズさんが「ムチャス グラシアス」(スペイン語で「ありがとう」)と返答すると、イニエスタ選手は日本語で「ドウイタシマシテ」。また、その後、通訳を介さずにふたりで話す場面もあり、それは、ポルトガル語、イタリア語、スペイン語、日本語が入り混じっての会話だったようです。
 ポルトガル語とイタリア語を身につけているカズさんですが、それに加えて英語も話せるようになりたいと、1年ほど前から「英語の勉強を始めた」とのこと。「生涯現役」を地で行くキング・カズは、「何かを始めるのに遅すぎることはない」という格言も体現しているようです。

掲載:2020年2月25日

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