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わが子をAIの奴隷にしないために

竹内薫/著

814円(税込)

発売日:2019/12/16

  • 新書
  • 電子書籍あり

「2020年、小学校から義務教育化」プログラミングよりも大事なことがある。未来を生き延びる。たったひとつの冴えたやり方――。

2045年、人工知能(AI)は人類を超える――そのとき現出するのは『ターミネーター』のディストピアか、『鉄腕アトム』の未来か? あなたは、あなたの子や孫は、あなたの会社は、AIの奴隷となる運命なのか? 日本随一の科学ナビゲーター竹内薫がプログラマーだった過去を告白しつつ、意外な予想図と対処法、そして我々の生き残り戦略を指し示す。わが子と日本の未来を悲観し、絶望する前に読むべき一冊。

目次
はじめに
第1章 シンギュラリティと「人類」の終焉
プロローグ 「チャップリンの不安」
第一次産業革命とパンドラの筐/重工業と電子化がさらに世界を変えた/モノ作り日本の終焉/第四次産業革命はすでに進行している/シンギュラリティはいつ来る?
章末コラム ぼくのプログラマー回顧録 その1
第2章 AIと猫と神
プロローグ AIは最適化する機械だ
AIの世界一簡単な(そして、ちゃんとした)説明/猫がわかるとはどういうことか/道ばたでロボットから声をかけられたら/AIをなだめる神官たち/インターネットの支配者は誰か
章末コラム ぼくのプログラマー回顧録 その2
第3章 会社の消滅とAIノマドの時代
プロローグ 会社員の終焉
会社ってェ奴は1/会社ってェ奴は2/ある一族の創造的生き残り戦略/AIノマドたちの時代
章末コラム ぼくのプログラマー回顧録 その3
第4章 残る職業、消える職業
プロローグ プロジェの時代
残る職業、消える職業/AIに負けない生き方は東ロボくんが教えてくれる/企業の人材育成は頭の体操から/答えのない教科書――実践例に置き換える/暗記型と探究型/人生は探究と暗記のくりかえし/帰国していきなり不登校に/遊びでスランプを脱した天才/暗記か探究か、それが問題だ/AIと英語の未来/英語をやるメリット/プログラミングと英語は同時に学ぶべきか/日本人は全員英語が使いこなせるはず
章末コラム ぼくのプログラマー回顧録 その4
第5章 AI時代を生き延びる、たったひとつの冴えたやり方
クラシック指揮者から学んだこと/新たな成功への道/何を学べばいい?/30代までのあなたは/40代以上のあなたは/チーム日本の現実/夜行性哺乳類の戦略/教育も再生ではなくゼロから始めるべき/AI時代の私の夢
おわりに――超人の誕生、そして亀のこと
参考文献

書誌情報

読み仮名 ワガコヲエーアイノドレイニシナイタメニ
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 考える人から生まれた本
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 208ページ
ISBN 978-4-10-610842-6
C-CODE 0237
整理番号 842
ジャンル コンピュータサイエンス
定価 814円
電子書籍 価格 814円
電子書籍 配信開始日 2019/12/27

著者プロフィール

竹内薫

タケウチ・カオル

1960(昭和35)年東京都生まれ。サイエンス作家。理学博士。東京大学教養学部、同理学部を卒業。カナダ・マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻)。科学や数学の案内人として活躍。主な著書に『99・9%は仮説』『数学×思考=ざっくりと』など。

竹内薫オフィシャルサイト (外部リンク)

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