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AI救国論

大澤昇平/著

858円(税込)

発売日:2019/09/14

  • 新書
  • 電子書籍あり

31歳、東大最年少准教授が挑む、日本再生へのブレイクスルー! 「人工知能2.0」前夜、覚醒せよ。

ウェブとAIが融合する新たな時代「AI2.0」に、私たちはどう向き合うのか。学歴ではなくキャリアパスを読む、エンジニアこそ文系スキルを磨く、垂直思考より水平思考を身につける、文理融合でシナジーを創りだす——急速に進化するディープラーニングやブロックチェーンなど先端テクノロジーは、日本経済「失われた30年」からの復権をもたらす可能性を秘めている。東大最年少准教授が導く救国への最適解。

目次
1 日本衰退の責任は若手の実力不足にある
スキルは希少価値がないと意味がない
年功序列の逆法則=年齢補正メリット
最大の敗因は「大学受験のジレンマ」
大学生活の回り道、高専というファストパス
学歴よりもキャリアパスを読め
ICT時代にシニアも若手も関係ない
2 なぜコンサルタントがエンジニアより偉いのか
日本は独自の進化を遂げた「Sler先進国」
評価基準は「どれだけカネを集められるか」
B2B型コンサルの高い収益性
コラム◆株式市場は企業の生命力を反映する
コンサルタントによるエンジニア搾取
コラム◆某AIコンサル企業の現場風景
コンサルタントにとって重要な文系スキル
理系・文系の代理戦争を生き抜くために
3 水平思考で「意外な組み合わせ」を発見せよ
高まるデータサイエンティストの市場価値
コラム◆メモリ制約と戦った90年代のエンジニア
スピード重視なら「巨人の肩に乗れ」
すべてのイノベーションは水平思考の結果
コラム◆熊蜂はなぜ飛べるのか
水×ピストル/Flash×物理/YouTuber×ロボット/AI×牛丼
4 AIが製造業復権と地方創生をもたらす
ディープラーニングの急速な進化
報酬を最大化するための最適方策
コラム◆勝ちパターンを発見する深層強化学習
開発者自身も驚くアルファ碁の自習能力
地銀・高専ネットワークによる地方創生
インタンジブルの価値向上を図れ
5 「Al2.0」:ウェブとの融合で価値無限大
グローバルな活躍を阻む言語と送金問題
AIは言語に依存しない商材
「ウェブ2.0」から「Al2.0」へ
海外進出を担保するブロックチェーン
コラム◆ブロックチェーンの正体は分散台帳である
リブラ(Libra)――GAFAが発行する担保型ステーブルコイン
ユーザに参加インセンティブを与える仮想通貨
6 「文理融合型教育」でシナジーを創出せよ
エンジニアと社会とのマッチング
誰でもAIが3ヵ月で学べる時代
MOTから有望IT企業の創業者へ
経営と技術=起業とイノベーション
コラム◆学生が本当に起業すべきケースはただ一つ
「情報経済AIソリューション寄付講座」の挑戦
あとがき

書誌情報

読み仮名 エーアイキュウコクロン
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 240ページ
ISBN 978-4-10-610828-0
C-CODE 0236
整理番号 828
ジャンル コンピュータサイエンス
定価 858円
電子書籍 価格 858円
電子書籍 配信開始日 2019/09/27

著者プロフィール

大澤昇平

オオサワ・ショウヘイ

1987(昭和62)年福島県生まれ。19歳で未踏スーパークリエータに認定。東京大学・松尾豊研究室で人工知能とウェブに関する博士号を取得後、IBM東京基礎研究所。2019年9月現在、東大特任准教授、株式会社Daisy代表取締役CEOを兼任。『AI救国論』が初めての著書となる。

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