
お能の見方
1,760円(税込)
発売日:2008/08/25
読み仮名 | オノウノミカタ |
---|---|
シリーズ名 | とんぼの本 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | A5判 |
頁数 | 127ページ |
ISBN | 978-4-10-602176-3 |
C-CODE | 0374 |
ジャンル | 日本の伝統文化、演劇・舞台 |
定価 | 1,760円 |
ひと目でわかる美しさに難しい説明はいらない。白洲正子流“お能のこころ”入門書。
担当編集者のひとこと
お能の見方
『お能の見方』は今回の版が出るまでに、すでに2回出版されています。
1冊目は1957年東京創元社刊『お能の見かた』として。この本は後に廃刊になり、小林秀雄・正宗白鳥も賛した名著を埋もれさせるのはしのびないということで、1993年に改めて《とんぼの本》の一冊として写真を新たにして出版されました。
2冊目もロングセラーとして15年間版をかさねる人気作品でしたが、今回の3冊目の『お能の見方』はさらに写真を一部差替え、単行本未収録の小説原稿も加えた「決定版」ともいえる内容です。
本書で白洲正子さんは繰り返し「お能は難しいものではないし、知識で固めるものでもない、見て何かしら感じるものがあればそれでいい」ということをおっしゃっています。かくいう私も編集作業に手をつけたときはほとんど知識がなかったのですが、白洲さんのそんな言葉は素直にやる気を起こさせてくれました。
お能好きの方だけでなく、ちょっと敷居が高いなぁと思っている方にも白洲さんの言葉はすっと響いてくると思います。
2008/08/25
まとめテーマでくくる 本選びのヒント
著者プロフィール
白洲正子
シラス・マサコ
(1910-1998)1910年東京生まれ。幼い頃より能を学び、14歳で女性として初めて能舞台に立ち、米国留学へ。1928年帰国、翌年白洲次郎(1902〜1985)と結婚。古典文学、工芸、骨董、自然などについて随筆を執筆。『能面』『かくれ里』『日本のたくみ』『西行』など著書多数。1998年没。
吉越立雄
ヨシコシ・タツオ
(1923-1998)東京生まれ。東京写真大学を卒業後、一貫して能と狂言の世界を撮り続け、その功績により、1980年に観世寿夫記念法政大学能楽賞を受賞。『能』『狂言』(ともに保育社)など、能楽関係の著書・写真集多数。