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無敵のソクラテス

池田晶子/著 、NPO法人わたくし、つまりNobody/編

3,080円(税込)

発売日:2010/01/29

  • 書籍

帰ってきた池田晶子! いま蘇る“史上最強の対話術”

クサンチッペ「哲学とは何ですか」、ソクラテス「そんなの僕は知りません」/著者の仕事の独創は、“対話篇”の再創造だ。名著『帰ってきたソクラテス』に始まる対話篇シリーズの全貌が、この一冊で明らかに。相手は古今東西の偉人凡人から、愛弟子プラトンにおなじみ悪妻クサンチッペまで。待望の「完全版」、ついに刊行!

目次
第一章 帰ってきたソクラテス
自分で死ね【ソクラテスの遺言(1)】
生きているのは君なのか【ソクラテスの遺言(2)】
死ぬのは誰だ【ソクラテスの遺言(3)】
時代はどこにあるのか
ひとりで生きろ
性がすべてか
誰が学者だ
しくじったのは誰なのか
理想をもたずに生きてみろ
流行らすことは偉いのか
おめでたいのは、おめでたいのか
不平不満は誰に吐く
タダほど安い人権はない
人生は語れない
性教育がしたくって
長生きしたけりゃ恥を知れ
どう転んでも政治改革
差別語死すとも、自由は死せず
死後にも差別があるなら救いだ
テレビニュースで楽しい政治
第二章 悪妻に訊け
クサンチッペ登場
わかってないねえ、柄谷君
脳でなくとも養老孟司
シンドラーのリスト
あたしの岩波物語
教授の警鐘「ハンチントン」
贅沢の探求
鈍足マルチメディア
大往生で立往生
慌てちゃだめだよ、西部君
真面目がいいのだ、大江君
待ちに待ってた臨死体験
地震と人生
楽しいお花見
神様信じて下さいよ
学歴気にして考えられるか
死ぬのが恐くて病気になれるか
納涼ビアパーティ
ソフィーの馬鹿
あたしもいつか、マディソン郡
第三章 さよならソクラテス
「どっこい哲学は金になる」のか
やっぱり「哲学は金になる」のか
ほんとに「哲学は金になる」のか
インターネットで、みんなお利口
公的介護で素敵な老後
オリンピックで世界の平和
みんな元気だ脳内革命
これは困った脳外革命
あなたの一票、サルにも一票
理想を知らずに国家を語るな
女に哲学ができるのか
自分を知りたきゃ自分を捨てろ
彗星がやってきた!
これはあきれた、失笑園
香港でお買物!
愛国心は誰のため
親はなくても子は育つ
家族国家はどこにある
患者よ、がんとは闘わずして勝て
正義と嫉妬の倫理学
平気で本当を言う人たち
クサンチッペ、世紀末を語る
ソクラテス、新世紀を語る
ソクラテスの弁明
ソクラテス、著者と語る
第四章 「対話」はつづく
哲学とは? それがもっとも難しい質問だ。
生ある限り、考えることはやめられない。
愛してやまない人、それは、師・ソクラテスです――。
あたしは悪妻クサンチッペだ
池田晶子・選 大人のための哲学書案内
あとがき集
あとがきのあとがき 亀井龍夫

書誌情報

読み仮名 ムテキノソクラテス
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 528ページ
ISBN 978-4-10-400110-1
C-CODE 0095
ジャンル 哲学・思想、思想・社会
定価 3,080円

著者プロフィール

池田晶子

イケダ・アキコ

(1960-2007)1960年東京生まれ。文筆家。慶応大学文学部哲学科卒業。専門用語を使わず、哲学するとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立した。2007年2月23日、死去。著書『知ることより考えること』『勝っても負けても―41歳からの哲学―』『41歳からの哲学』『2001年哲学の旅』『死と生きる―獄中哲学対話―』(以上、すべて新潮社)、『14歳の君へ』(毎日新聞社)、『14歳からの哲学』『人生のほんとう』(以上、トランスビュー)、『新・考えるヒント』(講談社)など。

(池田晶子記念)わたくし、つまり Nobody賞 (外部リンク)

NPO法人わたくし、つまりNobody

エヌピーオーホウジンワタクシツマリノーボディ

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