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僕とぼく―妹の命が奪われた「あの日」から―

川名壮志/著

1,650円(税込)

発売日:2019/05/29

  • 書籍

家族の運命を変えてしまった凶行。妹を忘れて、僕らは幸せになっていいの?

新聞記者の長男、次男として生まれた「僕」と「ぼく」。やがて妹も加わった家族は、ありふれた幸せに包まれていた。母の病と「あの日」が来るまでは……。2004年6月1日、長崎県佐世保市で発生した「小6女児同級生殺害事件」の被害者家族が、絶望の淵から再び「普通に生きる」日々を取り戻すまでの感動ノンフィクション。

目次
プロローグ
アイドル誕生 さっちゃんが家にやってきた
彦星になりそこねたぼく
ふたりのデートは真夜中のドクターマリオ
事件発生! オッパイが行方不明
大丈夫さ いつだってなるようになっていくんだ
センチメンタルな旅 東京ディズニーランド
暗い家。オトナは誰もわかってくれない
泣き虫は卒業。待合室の少年ジャンプ
逃げろ、全速力で。新しい人生を始めるんだ
友だち兄妹きょうだい 怜美とぼく
キャンパスライフに咲いた花 それはアンジェリーナ
さっちゃん。ごめんな。 御手洗恭二(父)
6月1日
あの日
加害少女って呼ばれた「あの子」
暴走するメディア 暴走する僕
ふたりの秘密。白いiPodで耳をふさいだ
新潟の彼女 卒業後に鳴ったケータイ
さよなら佐世保 親父さんとぼく
3ガロン600円 フロイトなんてクソくらえ
ひっくり返ったバケツ たまった水に溺れたぼく
希少金属レアメタルと独立 インチキおじさん登場
文化祭前夜 ぼくを泣かせた女の子
お袋たのむ ワンモアチャンス
止まった時計と動き始めた時間
エビマヨのことが 好きな君のことが
東京ディズニーランド ふたたび
ヒガイシャ失格。少女Aなんて知らんわ
忘却の恩寵のなかで
幸せ はじまる僕の物語

書誌情報

読み仮名 ボクトボクイモウトノイノチガウバワレタアノヒカラ
装幀 Jack Wild/写真、Taxi japan/写真、Getty Images/写真、新潮社装幀室/装幀
発行形態 書籍
判型 四六判
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-352651-3
C-CODE 0095
ジャンル ノンフィクション
定価 1,650円

著者プロフィール

川名壮志

カワナ・ソウジ

1975(昭和50)年、長野県生れ。2001(平成13)年、早稲田大学卒業後、毎日新聞社に入社。初任地の長崎県佐世保支局で小六女児同級生殺害事件に遭遇する。被害者の父親は直属の上司である同支局長だった。後年事件の取材を重ね『謝るなら、いつでもおいで』『僕とぼく』などを記す。他の著書に『密着 最高裁のしごと』がある。

判型違い(文庫)

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