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精度100%の予知夢で殺されたのは、自分。不死身の男、今度こそ絶体絶命――!

フラッシュ・ポイント―天命探偵 真田省吾4―

神永学/著

1,188円(税込)

本の仕様

発売日:2011/06/22

読み仮名 フラッシュポイントテンメイタンテイサナダショウゴ04
発行形態 書籍
判型 四六判
頁数 318ページ
ISBN 978-4-10-306604-0
C-CODE 0093
ジャンル ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
定価 1,188円

どんな事件も力ずくで乗り越えてしまう真田、人の死を予知する力を持つ美少女・志乃、勝気な美貌の女探偵・公香。チームワーク抜群の〈ファミリー調査サービス〉を、一発の銃弾が引き裂いた! 「こんな結末、絶対に認めない」――シリーズ最大の悲劇へと続く一触即発の事態(フラッシュ・ポイント)を何が何でも回避せよ。ノンストップ・アクション最新刊。

著者プロフィール

神永学 カミナガ・マナブ

1974年山梨県生まれ。日本映画学校卒。2004年『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でプロデビュー。エンタテインメント性の高いストーリーと、スピード感のある映像的な文章で圧倒的な支持を集め、小説のほかに舞台脚本も手がける。「心霊探偵八雲」シリーズをはじめ、「怪盗探偵山猫」シリーズ、「確率捜査官 御子柴岳人」シリーズ、『イノセントブルー 記憶の旅人』、『コンダクター』、「革命のリベリオン」シリーズ、「浮雲心霊奇譚」シリーズ、『悪魔と呼ばれた男』などの著書がある。『アトラス―天命探偵 Next Gear―』は「天命探偵」シリーズの第7弾。

神永学 オフィシャルサイト (外部リンク)

目次

プロローグ
第一章 Flash Point
第二章 Turning Point
第三章 Critical Point
エピローグ

インタビュー/対談/エッセイ

波 2011年7月号より [神永 学『フラッシュ・ポイント―天命探偵 真田省吾4―』刊行記念鼎談] 「早く続きを読ませてください!」

神永学高橋美里小峰麻衣子

「天命探偵」シリーズ最新作刊行にあたり、読者の一番近くでシリーズを見つめる書店員さんお二人をお招きして「今、聞いてみたいこと」を著者・神永学さんにぶつけていただきました――

前作以上のスピード感、爽快感

小峰・高橋 シリーズ最新刊、刊行おめでとうございます。
神永 ありがとうございます。お二人にはもう中身を読んでいただいているのですが、いかがでしたか?
小峰 いや、さらに勢いが加速したというか、ものすごいスピード感で一気に読み通した感じでした。
高橋 第四作にして大きな転換点を迎えた感じがしますね。先の読めない物語に「一体、どこに連れて行かれるんだろう」とハラハラしました。
小峰 ラストはこんなに大きな事件に発展するなんて……詳しくは、作品を読んでいただくとして。
神永 僕の中で、シリーズを続けていくためには三作目と四作目が勝負、という考えがあって、作品のギア・チェンジが必要だと思っています。だから今回は最初からトップ・ギアで書いていました。書いているときのBGMは洋楽ロックです(笑)。
小峰 納得です。アクションも派手ですよね。
神永 はい、シリーズを重ねていくと、いろんな知識や登場人物に対する理解が頭の中に蓄積されてきて、逆に発想が縛られてしまうように感じることがあります。ですから今回は、これまで作ってきたものを、あえて壊すことを意識しました。「天命探偵」シリーズは、細かい設定や情報よりも、スピード感、爽快感を味わっていただきたい。
高橋 そもそも、人の死を予知する美少女と、その死をなんとか回避させようとする探偵事務所の活躍という発想はどこから?
神永 実は、僕が実際に見た夢なんですよ。人が撃たれる夢を見て、「どうしてこの人はこんな目に遭ったんだろう」と逆に考えていった時に、このシリーズの骨組みが出来上がりました。
小峰 私はやっぱり、主人公・真田のキャラクターが好きです。何事も勢いだけで突っ走っちゃうけど、裏がないところが信用できます。『フラッシュ・ポイント』では、大きな事件が起こって、真田が落ち込むシーンが多いのですが、読んでいるとこちらまで心配になっちゃって……。
神永 僕が書いている別のシリーズ「心霊探偵 八雲」の主人公・八雲は、死者の魂を見ることができる能力を持った大学生なのですが、キャラクターを決めるときに、「男から見てイヤな奴」にしようと思いました。ひねくれているところとか、自分自身の嫌なところも含めて。そうしたら何故か女性読者に人気が出た(笑)。一方、真田は、やんちゃで子供っぽいのですが、そのぶん大人のように妥協したり、諦めたり、言い訳したりしないんですね。ある意味自分の理想、「こうありたい」と思う姿かもしれません。書いていてすごく気持ちがいいです。
小峰 バイクをはじめ、ドアとか壁とか、いろんなもの壊してますよね。
高橋 無茶した挙句に怪我をして……。でも、「何台でもバイク壊していいから、頑張って」って応援したくなります。

人と物語をつなぐ仕事

高橋 新刊の第四作と同時に、第二作『スナイパーズ・アイ』の文庫も刊行になりますね。
小峰 アニメ化・マンガ化の影響もあって「八雲」シリーズも大人気です。
高橋 私が勤めている店は、わりと年配のお客様が多いのですが、それでも神永さんのシリーズ作品を面陳(棚や平台に表紙を見せて陳列すること)して売り上げが上がると、「よっしゃ!」って思います。
小峰 コーナーを作って、それを見たお客さんがシリーズをまとめ買いしてくださるとテンション上がりますね。
神永 以前、ある出版社からいただいたアンケート・データで、「どうしてこの本を購入されましたか?」という質問に、実に六〇%以上の読者が「書店で見て」と答えていました。広告や口コミより断然多い。やっぱり書店の力はすごいと思いました。僕は賞をとってデビューしたわけではないので、どこの誰とも分らない自分の本を、面白がって置いてくれた書店さんがいてくれたことが、すべてのスタートだったと思っています。
高橋 作品が面白かったから、読者の方がシリーズを続けて購入されるんですよ。それに引っ張られて売り場にも熱が入るという……。
小峰 そうですね。新刊が発売されると、「その次の巻はいつ発売ですか」という問い合わせが多くなるのですが、今後の展開は?
神永 実は、「八雲」に関しては、ラストをどうするか、もう決めてあるんです。
小峰・高橋 本当ですか!?
神永 まだ、詳しくは話せませんが……。それに比べると、「天命探偵」の方は、どういう方向へ物語が転がっていくのか、作者の自分もまったく分らない特殊な作品です(笑)。実は、『フラッシュ・ポイント』の原稿を執筆中に震災が起こったので、影響を考えて表現や展開を変更した部分がありました。今後、世間の価値観や考え方は大幅に変わると思います。そして、人と人との繋がりとか絆みたいなものが、きっとすごく強くなっていく。僕らができることって何だろうと考えたときに、やはり夢や希望を忘れない物語を書き続けて行きたいと思いました。もっと未来があって、希望があって……活力を与えられる小説を書かなきゃいけない。「天命探偵」シリーズは、これからもそういう作品にしていきたいです。
高橋 真田は前向きですしね。ギリギリでも絶対に引かない。あの姿勢はみんな見習うべき……かも(笑)。私たちも、希望のある物語と読者の出会いをお手伝いしていきたいですね。
小峰 真田を見ていると元気がでます。ですが、今作で起こった事件で、登場人物の未来がどう変わるかがすごく心配です。どうか、みんなを幸せにしてあげてくださいね。
高橋 とにかく早く続きを読ませてください!
神永 ありがとうございます。早く新作をお届けできるように頑張ります(笑)。

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