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本書は平成の「徒然草」である。

随想

蓮實重彦/著

2,376円(税込)

本の仕様

発売日:2010/08/31

読み仮名 ズイソウ
雑誌から生まれた本 新潮から生まれた本
発行形態 書籍
判型 四六判
頁数 255ページ
ISBN 978-4-10-304352-2
C-CODE 0095
ジャンル エッセー・随筆
定価 2,376円

ノーベル文学賞の前評判や、オリンピックの招致に振り回される人々がいる。オバマは血なまぐさい演説を繰り広げ、サルコジは古典文学不要論を公言して憚らない。日本のお家芸のように言われた島国根性が世界に蔓延し、はしたなさを露呈しあう時代に、それでも心を沸き立たせてくれる人物や映画、小説をしみじみと綴る好著。

著者プロフィール

蓮實重彦 ハスミ・シゲヒコ

1936(昭和11)年東京生れ。東京大学文学部仏文学科卒業。1985年、映画雑誌「リュミエール」の創刊編集長、1997(平成9)年から2001年まで第26代東京大学総長を務める。文芸批評、映画批評から小説まで執筆活動は多岐にわたる。1977年『反=日本語論』で読売文学賞、1989年『凡庸な芸術家の肖像 マクシム・デュ・カン論』で芸術選奨文部大臣賞、1983年『監督 小津安二郎』(仏訳)で映画書翻訳最高賞、2016年『伯爵夫人』で三島由紀夫賞をそれぞれ受賞。他の著書に『批評あるいは仮死の祭典』『夏目漱石論』『大江健三郎論』『表層批評宣言』『物語批判序説』『陥没地帯』『オペラ・オペラシオネル』『「赤」の誘惑―フィクション論序説―』『「ボヴァリー夫人」論』など多数。1999年、芸術文化コマンドゥール勲章受章。

目次

1 文学の国籍をめぐるはしたない議論のあれこれについて

2 第一回直木賞はことによると無自覚ながら「ポストモダン」を顕揚していたのかもしれない

3 日本の映画作家を海外に向けて顕揚するときの忸怩たる思いについて

4 オバマ大統領の就任演説に漂っている血なまぐささにはとても無感覚ではいられまい

5 大晦日の夜に、いきなり「国民服」とつぶやいたりする世代がまだ生きている日本について

6 「栄光の絶頂」という修辞が誇張ではない批評家が存在していた時代について

7 退屈な国際会議を終えてから、ジャズをめぐって成立した奇妙な友情について

8 散文生成の「昨日性」に向かいあうことなく、小説など論じられるはずもない

9 アメリカ合衆国と日本との距離は拡がるばかり、なのだろうか

10 つつしみをわきまえたあつかましさ、あるいは言葉はいかにして言葉によって表象されるか

11 何が十八年前の故のない至福感を不意によみがえらせたのか

12 「中秋の名月」が、十三夜と蒸気機関車と人力車の記憶をよみがえらせた夕暮れについて

13 十二月七日という世界史的な日付が記憶によみがえらせた、ある乗馬ズボン姿の少年について

14 映画は、高齢化社会の「老齢者」にふさわしい表象形態なのだろうか

15 言語への怖れを欠いた振る舞いの一般化は、社会の遠からぬ死を招きよせる
あとがき

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