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鏡館の殺人

月原渉/著

693円(税込)

発売日:2020/07/29

  • 文庫
  • 電子書籍あり

「はじまるよ」……。今宵限りの完全犯罪。

妾腹の少女たちが暮らす「鏡館」。左右対称の新旧の館に、48枚の姿見が配置されている。富豪の父は一年に一度訪れ、政略結婚のために娘を選び出す。それは籠の鳥のわたしたちが自由になれる唯一の機会。今日はその大事な日なのに……。鏡に映るわたしの隣に、「死んだ姉」が現れる。鏡面に浮かぶ不吉な文字、新旧館の構造と姿見の謎、密室の逆トリック。そして殺人者は、鏡から出現した!

目次

一 宣告される死
二 それは旧き館の鏡の中に
三 翳りの予感とともに、それは顕れる
四 嵐の前に、それは顕れる
五 嵐の晩に、それは顕れ出でる
六 宴の席に、それは顕れ出でる
七 黒い雨の晩、それははじまる
八 終わらない夜が、はじまる
九 鏡に秘された謎
十 合わせ鏡の虚構
十一 閉じた部屋の中で
十二 鏡殺人
十三 逆鏡殺人
十四 鏡の謎
十五 宣告破り
十六 鏡の宣告の論理
十七 鏡の中にひそむもの
十八 真実を映す鏡
十九 鏡は呪いのごとく、ただ刻まれた証を映す
二十 真相は鏡の中へ
二十一 鏡に映る少女の魔性
終章

書誌情報

読み仮名 カガミヤカタノサツジン
シリーズ名 新潮文庫nex
装幀 六七質/カバー装画、鈴木久美/カバーデザイン、川谷デザイン/フォーマットデザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 288ページ
ISBN 978-4-10-180195-7
C-CODE 0193
整理番号 つ-37-4
ジャンル キャラクター文芸、コミックス
定価 693円
電子書籍 価格 693円
電子書籍 配信開始日 2020/08/07

著者プロフィール

月原渉

ツキハラ・ワタル

1978(昭和53)年神奈川県生れ。2010(平成22)年、『太陽が死んだ夜』で鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。他に『世界が終わる灯』『月光蝶―NCIS特別捜査官―』『使用人探偵シズカ―横濱異人館殺人事件―』『首無館の殺人』『犬神館の殺人』『鏡館の殺人』『炎舞館の殺人』『九龍城の殺人』『すべてはエマのために』『火祭りの巫女』『オスプレイ殺人事件』などがある。個性的な作品を発表し続けるミステリの新鋭。日本推理作家協会会員。

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