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その白さえ嘘だとしても

河野裕/著

781円(税込)

発売日:2015/05/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

あの頃の僕らは、誰かのヒーローになりたかった。

クリスマスを目前に控えた階段島を事件が襲う。インターネット通販が使えない――。物資を外部に依存する島のライフラインは、ある日突然、遮断された。犯人とされるハッカーを追う真辺由宇。後輩女子のためにヴァイオリンの弦を探す佐々岡。島の七不思議に巻き込まれる水谷。そしてイヴ、各々の物語が交差するとき、七草は階段島最大の謎と対峙する。心を穿つ青春ミステリ、第2弾。

目次
プロローグ
一話、みんな探し物ばかりしている
二話、なりそこないの白
三話、ぼろぼろのヒーローをみて一体だれが笑えるというんだ
エピローグ

書誌情報

読み仮名 ソノシロサエウソダトシテモ
シリーズ名 新潮文庫nex
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 352ページ
ISBN 978-4-10-180034-9
C-CODE 0193
整理番号 こ-60-2
ジャンル キャラクター文芸
定価 781円
電子書籍 価格 693円
電子書籍 配信開始日 2015/11/27

著者プロフィール

河野裕

コウノ・ユタカ

1984(昭和59)年、徳島県生れ。兵庫県在住。2009(平成21)年、『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』でデビュー。2015年、『いなくなれ、群青』で大学読書人大賞を受賞。同作から始まる「階段島」シリーズは2019(令和元)年『きみの世界に、青が鳴る』で完結した。2022年、『君の名前の横顔』で「読者による文学賞」を受賞。著書に『昨日星を探した言い訳』、「架見崎」シリーズとして『さよならの言い方なんて知らない。』などがある。

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