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日本語は天才である

柳瀬尚紀/著

539円(税込)

発売日:2009/09/29

  • 文庫

私たちの言葉って実はすごいんです! 当代随一の翻訳家が、縦横無尽に日本語を言祝ぐ。

縦書きも横書きもOK。漢字とかなとカナ、アルファベットまで組み込んで文章が綴れる。難しい言葉に振り仮名をつけられるし、様々な敬語表現や味わい深い方言もある。言葉遊びは自由自在──日本語には全てがある、何でもできる。翻訳不可能と言われた『フィネガンズ・ウェイク』を見事に日本語にした当代随一の翻訳家が縦横無尽に日本語を言祝(ことほ)ぐ、目からうろこの日本語談義。

目次
まえがき
第一章 お月さんはなぜ怒ったのか?
第二章 天才と漢字の間柄
第三章 平和なことば・日本語
第四章 「お」の変幻自在
第五章 かん字のよこにはひらがなを!
第六章 あずましい根室の私
第七章 シチ派VSナナ派 真昼の決闘
第八章 四十八文字の奇跡
あとがき
解説 池内紀

書誌情報

読み仮名 ニホンゴハテンサイデアル
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-148012-1
C-CODE 0195
整理番号 や-41-2
ジャンル 言語学
定価 539円

著者プロフィール

柳瀬尚紀

ヤナセ・ナオキ

(1943-2016)北海道根室市生れ。早稲田大学大学院博士課程修了。1991(平成3)年大学教師を辞職し、辞書駆使して翻訳執筆活動に専念。翻訳不可能と言われたジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』を1993年に完訳。著書に本書の他、『辞書はジョイスフル』『ジェイムズ・ジョイスの謎を解く』『翻訳はいかにすべきか』等、訳書に『幻獣辞典』、『チョコレート工場の秘密』他のダール作品、『不思議の国のアリス』他のキャロル作品等多数。半猫人を名乗る猫好き、将棋・競馬の趣味も知られる。

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