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老年の品格

三浦朱門/著

572円(税込)

発売日:2013/12/01

書誌情報

読み仮名 ロウネンノヒンカク
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-140302-1
C-CODE 0195
整理番号 み-14-2
ジャンル エッセー・随筆
定価 572円

妻・曽野綾子さん、友人・遠藤周作氏らとの抱腹絶倒のエピソード満載。笑われる門には福来たる! 目からウロコの人生後半を楽しむ秘訣。

気持ちは若い頃のままなのに皺が増え、体力は衰える一方。いつの間にか「老人」に分類されるようになり、社会でも家庭でもイマイチ居心地が良くない……。そんな苦境の打開策は、人間関係における簡単な発想の転換にある! 長年連れ添った妻・曽野綾子や、吉行淳之介、遠藤周作ら友人達との抱腹絶倒のエピソードを織り交ぜながら説く、山あり谷ありの長い人生を前向きに楽しむ秘訣。

目次
〈はじめに〉伝えるべきことをユーモアで包んで
笑わせておいて、おもむろに
その時、現代と好ましい接点を見いだしている
人生を豊かにするユーモアの力
第一章 笑いは幸せな老年夫婦の必需品
老いて何かと怖い妻、若きころは?
老人は男性のうちに入らない?
怒るよりも笑わせるほうが効果的
劣等感はユーモアで乗り越える
ナマの感情をぶつけていいのは配偶者だけ
第二章 老年の実力は微笑とともに
年とともに寄る皺、タルミ
筋肉は衰え、脂肪は溜まる
人間は生き過ぎたのか
肉体的完成年代と、人間的成熟年代のズレ
その人の人生が圧縮された皺
社会的実力と、肉体的実力のズレ
第三章 ユーモアは人の心をなだめる妙薬
失敗は誰にでもあるもの
ユーモアのあるシツケ
文化の違い、好き嫌いを受容する知性
文化の違いが生む偏見と差別
敵意を微苦笑に変える機転
不都合も面白がれる余裕
人間関係、押し方・引き方の知恵
第四章 物事を脇から見るゆとり
マジメ老人に、もし、笑いがあれば
ユーモアも洒落も要らない時
どうでもいいことを笑える幸せ
笑いあって、しこりを解消
叱られた経験は絶好の笑いのタネ
第五章 笑えば心が開く、人生が拓く
強者の笑い、弱者の笑い
冗談や笑いで包んだ物事の真意
尊敬と親しさから自然発生する笑い
職人気質をやわらげる笑い
人間関係がなければ笑いも生まれない
矛盾を笑えれば争いは減る
第六章 人間のタイプには人好きと物好きがある
職業と性格は必ずしも関係しない
人間や生物に関することは複雑である
医師だって人間、私情がからむ
人好き派、物好き派が協力しあって社会は成り立つ
人派と物派、似たような人生を歩いている
相手の耳に痛いことこそユーモラスに
第七章 人派と物派。その違いに寛大になる
物派のこだわりが度を越すと
物派の合理性、人派の柔軟性
ネコの扱い、物派と人派はこんなに違う
人派のいい加減さが、人間的面白みになる
表向きは人当たりのいい人派にも悩み
人派の楽観主義、物派の現実主義
笑いは知性の産物、生きる才能
第八章 人生を成功させる笑いのEQ能力
人間関係の隙間を埋めるEQ的能力
好みの違いを争いのタネにしないEQ的知恵
世渡り上手はEQが高い
離婚騒ぎでも、おかしさのある人
落第確実でも、なぜか進級できた典型的人派
学歴ではなく、才覚で財を成した男の言い分
第九章 人生が楽になる笑いの三要素
おかしさを発見する三つのポイント
自分を笑えれば、生きるのが楽になる
頭の血を下げる笑いの思考法
笑って建設的な意見を言おう
涙と共通する笑いもある
第十章 笑いは高等な精神の産物
笑いは高等な精神作用である
他人の笑いを受け止める術を身につける
東大法学部的記憶力と、私の場合
ペーパーテスト秀才と、独創性
記憶力と知能は別物。遠藤周作の場合
主体的な人は、笑いで争いを回避する
愛のある視点こそ、老年の品格
第十一章 笑いの視点で世の中を見る習慣
私の給料と駅弁の関係!?
だから電車通勤はやめられない
世の中、コッケイなことがあふれている
自惚れのあるところ、笑いも起こる
対中国外交に笑いを取り入れるなら
プラクティカル・ジョークが惹き起こす笑いと怒り
第十二章 愛のある笑い、毒のある笑い
ものは言いよう。笑いと楽しさを生む工夫を
心がけるべきは愛情を基盤にした笑い
外交官的笑いから学べること
文明がはぐくんだウイットに富む笑い
失敗、矛盾、違いを見据えたところに生まれる笑い
第十三章 笑いは感受性豊かな人に宿る
人類は一つの種でも、さまざまな違いがある
差異を嫌い、「同じ」を好む日本人
日本では違いが反感や侮蔑を生みやすい
国家間に厳然とある観念の違い
中国脅威論と、中国人の商売の仕方
違いに敏感になって、笑いを発見しよう
解説 宮田亮平

著者プロフィール

三浦朱門

ミウラ・シュモン

1926(大正15)年、東京生れ。東京大学文学部言語学科卒業。日本大学藝術学部の教職に就くとともに、作家活動に入る。1985(昭和60)年4月から翌年8月まで、文化庁長官を務める。1999(平成11)年、産経正論大賞を受賞。同年、文化功労者となる。2004年より日本藝術院院長。著書に『冥府山水図』、『箱庭』、『武蔵野インディアン』、『夫婦口論』(曽野綾子氏との共著)、『老年の見識』、『家族はわかり合えないから面白い』(三浦暁子氏との共著)などがある。

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