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男と点と線

山崎ナオコーラ/著

506円(税込)

発売日:2012/02/28

  • 文庫

いつもと同じ世界で見つけた、新しい自分。人々のつながりの中で煌めく、ささやかな日常を描いた恋愛・関係小説。

妻の離婚資金でクアラルンプールに暮す老夫婦、男友達と卒業旅行でパリへ行く女子大生、上海出張に戸惑う32歳の会社員、東京で水族館デートをする高校生カップル、幼馴染にNYに誘われた42歳の独身男、彼氏にドタキャンされた友人と世界最南端の町へ行く28歳の小説家――この瞬間にも男と女は出会い繋がっていく。ささやかな日常の中で、愛と友情を再発見する6つの軽やかな物語。

目次
慧眼
スカートのすそをふんで歩く女
邂逅
膨脹する話
男と点と線
物語の完結
あとがきにかえて
文庫版あとがき
解説 中村文則

書誌情報

読み仮名 オトコトテントセン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 240ページ
ISBN 978-4-10-138371-2
C-CODE 0193
整理番号 や-69-1
ジャンル 文芸作品
定価 506円

著者プロフィール

山崎ナオコーラ

ヤマザキ・ナオコーラ

1978(昭和53)年、福岡県生れ。埼玉県育ち。國學院大學文学部日本文学科卒業。卒業論文は「『源氏物語』浮舟論」。2004(平成16)年、会社員をしながら書いた「人のセックスを笑うな」が第41回文藝賞を受賞し、作家デビュー。著書に『人のセックスを笑うな』『浮世でランチ』『カツラ美容室別室』『論理と感性は相反しない』『長い終わりが始まる』『男と点と線』『モサ』(荒井良二氏との共著)『「『ジューシー』ってなんですか?」』『あたしはビー玉』『ニキの屈辱』『この世は二人組ではできあがらない』『昼田とハッコウ』『美しい距離』、エッセイ集に『指先からソーダ』『男友だちを作ろう』などがある。目標は「誰にでもわかる言葉で誰にも書けない文章を書きたい」。

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