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次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家―

牧山桂子/著

649円(税込)

発売日:2009/11/30

  • 文庫

勝ち誇った顔でやりこめる母。負けずに報復の矢を射る父――。伝説の二人の知られざる家庭の姿。秘話満載の心温まる名エッセイ。

ものを書く母親より、おにぎりを作ってくれるお母さんが欲しいと思っていた――。普通の親とは違う両親に対する、幼い頃の複雑な思い。そして後年見かけた、二人がプロ野球中継を観ながら、おもちゃの太鼓を叩き、笛を吹いて応援に興じる、子供のように微笑ましい姿。白洲家の三人目の子供として育ち、晩年まで共に過ごした著者が綴る、懐かしい日々。心あたたまる名エッセイ。

目次
「何かが変だ」
二人の結婚
新婚旅行の車
御殿場
大磯
母と外国
母の教え
吉田茂さん
父の火好き
スキー
京都のこと
父と英語
麻雀
こうげい
父の慰め
おかいこと燕
椅子と靴べら
父とめしや
ゴルフクラブ
パパとママ
猫アレルギー
七々丸のこと
ファッションショー
糸底
鉛筆と箸
ファックス
酢豚病
烏骨鶏
入れ墨と極道映画
太鼓
Mr. & Lady
娘の結婚
鶴川への引越

軽井沢の朝
軽井沢の夜
留袖
身だしなみ
父とのイギリス
ロビンおじ
次郎の死
正子の死

次郎と正子を両親に持って思うこと
あとがき
文庫版あとがき

書誌情報

読み仮名 ジロウトマサコムスメガカタルスガオノシラスケ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-137951-7
C-CODE 0123
整理番号 し-20-51
ジャンル エッセー・随筆、ノンフィクション
定価 649円

著者プロフィール

牧山桂子

マキヤマ・カツラコ

1940年東京生まれ。白洲次郎・正子の長女。2001年10月に東京・鶴川の旧白洲邸 武相荘を記念館として開館。著書に『次郎と正子 娘が語る素顔の白洲家』『白洲次郎・正子の食卓』『白洲家の晩ごはん』など。

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