ホーム > 書籍詳細:焼き餃子と名画座―わたしの東京 味歩き―

焼き餃子と名画座―わたしの東京 味歩き―

平松洋子/著

924円(税込)

発売日:2012/09/28

  • 文庫

味覚が笑う。あの老舗から町かどの名店まで180店。歳月と人の愛情が育てた味を訪ねるエッセイ集。東海林さだお爆笑対談も!

西新宿のカレー屋でインド人店主と客が丁丁発止。湯島の名代居酒屋で青なまこ酢が舌に伝えた歳時記。晴れた土曜にドーナッツを食べにゆく代々木上原。神保町の名画座帰り、浮き立つ気分のまま頬張る焼き餃子と冷えたビール! 「時」に磨かれた老舗の味から、わくわく行列する町の実力店まで、食都・東京の深い懐を愛情込めて綴る、読むほどに胃袋が刺激される、美味垂涎エッセイ。

目次
昼どき
自分の地図を一枚 西荻窪
土曜日、ドーナッツを食べにゆく 代々木上原
路地裏のチキンライス 六本木
地下鉄でソウルへ 赤坂
三十年めの粥 四ツ谷
津之守坂のかあさんカレー 四ツ谷
インドのおじさんに敗北する 西新宿
きょうは讃岐うどん修業 新宿
とんかつの聖地へ 新橋
「冷し中華はじめました」 神保町
夏には野菜を 青山
こころは神に。手は仕事に 青山
ハーモニカ横丁の音色 吉祥寺
銀座のつばめ 銀座
十月に神保町でカレーを
小昼
町の止まり木 西荻窪
フルーツサンドウィッチのたのしみ 日本橋
角食パンを買いにいく 浅草
昼下がりのみつ豆 阿佐ヶ谷
味の備忘録 新宿
さよなら、ボア 吉祥寺
愛しのいちごショート 淡路町
薄暮
べったら市をひやかす 小伝馬町
銀座でひとり 銀座
焼き餃子と名画座 神保町
夕方五時の洋食 銀座
うちわ片手にどぜう鍋 深川
酎ハイ、煮込み、肉豆腐 北千住
ハイボールの快楽 銀座
うなぎ、その祝祭の輝き 南千住
「シンスケ」歳時記 湯島
春隣の日々
灯ともし頃
荒川線 文士巡礼 早稲田~三ノ輪橋
今夜うさぎ穴で 下北沢
北京再訪 新宿
水餃子、はじける 幡ヶ谷
ふぐ狂乱 六本木
おとなのすき焼き 人形町
東京で羊のしゃぶしゃぶを 高輪
六本の串焼き 荻窪
あとがき
巻末対談 最初からご飯を出せ
 東海林さだお
 平松洋子

店一覧

書誌情報

読み仮名 ヤキギョウザトメイガザワタシノトウキョウアジアルキ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 400ページ
ISBN 978-4-10-131656-7
C-CODE 0195
整理番号 ひ-24-6
ジャンル エッセー・随筆
定価 924円

著者プロフィール

平松洋子

ヒラマツ・ヨウコ

1958年生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。2006年『買えない味』でBunkamura ドゥマゴ文学賞、2012年『野蛮な読書』で講談社エッセイ賞、2022年「『父のビスコ』で読売文学賞を受賞。『食べる私』『日本のすごい味 おいしさは進化する』『肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行』など著書多数。

この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

感想を送る

新刊お知らせメール

平松洋子
登録
エッセー・随筆
登録

書籍の分類