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夜中にジャムを煮る

平松洋子/著

781円(税込)

発売日:2011/11/29

  • 文庫

「不思議な満腹感が味わえる。」梨木香歩――つくるよろこびと食べるよろこびを綴る台所エッセイ。

土鍋でつややかに炊きあがったご飯のありがたみ、かき混ぜる両手が決め手の韓国料理の味わい。夜のしじまに、甘やかに漂う出来たてのジャムの香り……。つくるよろこびと食べるよろこび、どちらも大切にできる場所。それが台所。そこでは、いつだって新しい発見と笑顔が満ちている。食材と調理道具への愛情を細やかに描き、私たちの日々の暮らしを潤す、台所をめぐる17のエッセイ。

目次
I 台所でかんがえる
 こんなものを食べてきた

こんなものを食べてきた
わたしのだし取り物語
飲みたい気分
夏はやっぱりカレーです
ぴしり、塩かげん
今日は何も食べたくない
炭を熾す
 漆と別れる、出合う
 飲みたい気分
 夜中にジャムを煮る
II 鍋のなかをのぞく
 わたしのだし取り物語
 ぴしり、塩かげん
 おいしいごはんが炊きたい
 手でつくる――韓国の味
 手でつくる――うちの味
 旅日記・韓国のごはん
III わたしの季節の味
 お茶にしましょ
 夏はやっぱりカレーです
 麺をつるつるっ
 蒸しもの名人になりたい
 炭を熾す
IV いっしょでも、ひとりでも
 今日は何も食べたくない
 ひとりで食べる、誰かと食べる
料理説明&レシピ
本書に登場した道具・店舗の問い合わせ先

解説 五感の閉じ方・開き方 梨木香歩

書誌情報

読み仮名 ヨナカニジャムヲニル
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 288ページ
ISBN 978-4-10-131655-0
C-CODE 0177
整理番号 ひ-24-5
ジャンル エッセー・随筆
定価 781円

著者プロフィール

平松洋子

ヒラマツ・ヨウコ

1958年生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。2006年『買えない味』でBunkamura ドゥマゴ文学賞、2012年『野蛮な読書』で講談社エッセイ賞、2022年「『父のビスコ』で読売文学賞を受賞。『食べる私』『日本のすごい味 おいしさは進化する』『肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行』など著書多数。

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