ホーム > 書籍詳細:細胞異植

細胞異植

仙川環/著

649円(税込)

発売日:2017/05/27

  • 文庫
  • 電子書籍あり

わが子を救いたい。たとえ“犠牲者”を生むことになっても。再生医療の闇を描くサスペンス。

国内二例目の赤ちゃんポストで張り込んでいた新聞記者・長谷部友美が目撃したのは、嬰児を抱いた石葉宏子の姿だった。独身だと思っていた知人の行動に戸惑う友美。慌てて姿を消した石葉の行方を追ううちに、女の抱えていた修羅が浮き彫りになってゆく。最後に掴みとった驚愕の真相とは。先端医療は新たなる福音か、人倫を揺さぶる悪魔の誘惑か――。『流転の細胞』改題、全面改訂完全版。

目次
1章 赤ちゃんポスト
2章 石葉宏子という女
3章 男たちの思惑
4章 一人の女が残したもの
5章 女の過去
6章 逃亡者
7章 第三の男
8章 小さなスクープ
9章 母の想い
10章 つながった糸
11章 インタビュー

書誌情報

読み仮名 サイボウイショク
シリーズ名 新潮文庫
装幀 Getty Images/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 小説新潮から生まれた本
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 368ページ
ISBN 978-4-10-126832-3
C-CODE 0193
整理番号 せ-16-2
ジャンル ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
定価 649円
電子書籍 価格 649円
電子書籍 配信開始日 2017/11/17

著者プロフィール

仙川環

センカワ・タマキ

1968(昭和43)年東京都生れ。大阪大学大学院医学系研究科修士課程修了。経済紙記者として医療技術、介護、科学技術を担当する。2002(平成14)年に『感染』で小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。現在は執筆に専念。専門知識を生かした医療サスペンスなどで高い評価を得ている。『終の棲家』『繁殖』『無言の旅人』『封鎖』『極卵』『侵入』『隔離島フェーズ0』『疑医』ほか著書多数。

この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

感想を送る

新刊お知らせメール

仙川環
登録
ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
登録

書籍の分類