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葬られた王朝―古代出雲の謎を解く―

梅原猛/著

1,100円(税込)

発売日:2012/10/30

  • 文庫

「古事記」から浮かび上がる天皇家とは異なったもう一つの王家の存在。梅原古代学の集大成。「古事記」編纂1300年記念。

かつて、スサノオやオオクニヌシの出雲王朝がこの国を支配していた。韓国から渡来したスサノオは人々を苦しめる豪族=ヤマタノオロチを退治し、出雲平野に豊かな王国を築くがやがて衰亡。南九州から東征してきた天孫族に国譲りを迫られる。その出雲王朝の存在を歴史の闇に葬ったのは? 『隠された十字架』『水底の歌』に続く3部作の完結篇にして、日本古代史を塗り替える衝撃的論考。

目次
はじめに 出雲へ
第一章 出雲王朝はスサノオから始まった
第二章 オオクニヌシ――王朝を繁栄させた大王
第三章 考古学が語る出雲王朝
第四章 記紀の謎
おわりに 出雲大社の建造
主要参考文献
取材協力
解説 井波律子

書誌情報

読み仮名 ホウムラレタオウチョウコダイイズモノナゾヲトク
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-124414-3
C-CODE 0195
整理番号 う-5-14
ジャンル 日本史
定価 1,100円

著者プロフィール

梅原猛

ウメハラ・タケシ

(1925-2019)1925年宮城県生まれ、哲学者。国際日本文化研究センター顧問。京都大学文学部哲学科卒業。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター所長などを歴任。縄文時代から近代までを視野におさめ、文学・歴史・宗教等を包括して日本文化の深層を解明する幾多の論考は〈梅原日本学〉と呼ばれる。著書に『隠された十字架一法隆寺論』、『葬られた王朝一古代出雲の謎を解く』、『親鸞「四つの謎」を解く』(以上すべて新潮社)など多数。

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