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向田邦子の恋文

向田和子/著

572円(税込)

発売日:2005/07/28

  • 文庫

それは、いかにも姉らしい“秘め事”だった。直筆の手紙、秘蔵の写真、妹の追想──没後二十年を越えて初めて明かされた素顔。

脚本家への道を歩みはじめ、徹夜続きで仕事に打ち込む姉・邦子を慈しみ支えた一人の男性がいた。一途で切ない、秘密の恋だった――。邦子が急逝して二十年、妹・和子は遺品の中から、亡き二人が四十年近く前に送りあった手紙をみつける。遺された文面から今なお香り立つ想いが、遠い日をよみがえらせ、妹は姉にそっと語りかけ始める……。幾つもの想いが響き合う、姉と妹の「最後の本」。

書誌情報

読み仮名 ムコウダクニコノコイブミ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 176ページ
ISBN 978-4-10-119041-9
C-CODE 0195
整理番号 む-14-1
ジャンル 文学・評論、ノンフィクション
定価 572円

著者プロフィール

向田和子

ムコウダ・カズコ

1938年、東京生まれ。長姉の邦子とは9つ違い。1978年、邦子とともに東京赤坂に惣菜・酒の店「ままや」を開店(1998年に閉店)。著書に『かけがえのない賭り物 ままやと姉・邦子』『向田邦子の青春』(ともに文藝春秋)、『向田邦子の恋文』(新潮社)等がある。

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