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昭和十九年七月、十一歳の少年に突きつけられた〈疎開〉という名のもう一つの戦争。

東京少年

小林信彦/著

607円(税込)

本の仕様

発売日:2008/08/01

読み仮名 トウキョウショウネン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-115840-2
C-CODE 0193
整理番号 こ-10-40
ジャンル 文芸作品
定価 607円

東京都日本橋区にある老舗の跡取り息子。昭和十九年八月、中学進学を控えた国民学校六年生の彼は、級友たちとともに山奥の寒村の寺に学童疎開することになった。閉鎖生活での級友との軋轢、横暴な教師、飢え、東京への望郷の念、友人の死、そして昭和二十年三月十日の大空襲による実家の消失、雪国への再疎開……。多感な少年期を、戦中・戦後に過ごした小林信彦が描く、自伝的作品。

著者プロフィール

小林信彦 コバヤシ・ノブヒコ

1932(昭和7)年、東京・日本橋生れ。「ヒッチコック・マガジン」創刊から編集長を務めた後、作家として独立。主な作品に、『唐獅子株式会社』『ちはやふる奥の細道』『夢の砦』『東京少年』『うらなり』(菊池寛賞)『日本橋バビロン』など。『日本の喜劇人』(芸術選奨新人賞)『天才伝説 横山やすし』『テレビの黄金時代』『おかしな男 渥美清』ほか、大衆文化に関するエッセイ、コラムも多数。『定本 日本の喜劇人』が、2008(平成20)年に刊行された。

目次

第I部
1 眠ったような街
2 第一の異界
3 飢餓への序曲
4 からくり
5 赤蛙
6 生きつづけること
7 東京の光
8 空襲始まる
9 真紅の球体
10 昭和二十年三月十日
11 大空襲のあとで
第II部
12 第二の異界
13 山鳩の声
14 その前夜
15 昭和二十年八月十五日
16 日盛り
17 アメリカ兵の〈過剰な〉親切
18 ヒロポン
19 望郷
20 雪の中
21 東京への道
22 帰京の方法
23 〈転入〉の法則
24 歳末まで
あとがき
主要参考資料
解説 坪内祐三

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