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幕末動乱の男たち〔下〕

海音寺潮五郎/著

781円(税込)

発売日:1975/01/30

  • 文庫

疾風怒濤の世を生きた十二人。維新期の人物群像を研ぎ澄まされた史眼に捉えた不朽の傑作。

時代を先取する豊かな学識と鋭い感覚を持つのみならず、烈火のように烈しい天授の性格ゆえに、ついに安政の大獄に斃れた吉田松陰。下巻はこの維新史上の巨人の物語から始まる。その男ぶりに西郷も惚れこんだ山岡鉄舟、権謀たくましい策士でありながら死を恐れない大久保利通、“人斬り”の異名をとった暗殺者たちの素顔……。司馬遼太郎を始め多くの後進作家に強い影響を与え続ける不朽の傑作。

目次
吉田松陰
山岡鉄舟
大久保利通
三刺客伝
田中新兵衛
岡田以蔵
河上彦斎
解説 尾崎秀樹
海音寺が抱いた危機感 末國善己

書誌情報

読み仮名 バクマツドウランノオトコタチ2
シリーズ名 新潮文庫
装幀 松山ゆう/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 416ページ
ISBN 978-4-10-115706-1
C-CODE 0193
整理番号 か-6-6
ジャンル 歴史・時代小説、文学賞受賞作家
定価 781円

著者プロフィール

海音寺潮五郎

カイオンジ・チョウゴロウ

(1901-1977)鹿児島県伊佐郡大口村(現・伊佐市)生れ。国学院大学卒。中学の国漢教師を勤めた後、創作に専念。1929(昭和4)年「うたかた草紙」が「サンデー毎日」大衆文芸賞に入選。1932年長編「風雲」も同賞を受賞。1936年『天正女合戦』で直木賞を受賞。1957年に完結した『平将門』は新時代の歴史小説の先駆となった記念碑的大作。日本史への造詣の深さは比類がない。他に『武将列伝』『列藩騒動録』『孫子』『天と地と』『西郷隆盛』『西郷と大久保』『幕末動乱の男たち』『江戸開城』『二本の銀杏』など著書多数。

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