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チンネの裁き

新田次郎/著

605円(税込)

発売日:2015/07/29

  • 文庫

剣岳の雪渓という密室で起きた惨劇は、事故なのか、殺人なのか。山岳ミステリの金字塔。

北アルプス剣岳付近の雪渓で落石事故が起きた。木塚はパーティーを離れ、確認したところ、著名な登山家の蛭川の遺体があった。事故死の処理に釈然とせぬ木塚は独り調査を進め、やがて木塚のパーティー・蛭川のパーティーとも参加者全員に動機があることが分かった……。雪山という密室で連続して起こる惨劇は、事故なのか、殺人なのか。次々と予想が覆される山岳ミステリの金字塔。

書誌情報

読み仮名 チンネノサバキ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 290ページ
ISBN 978-4-10-112230-4
C-CODE 0193
整理番号 に-2-6
ジャンル ミステリー・サスペンス・ハードボイルド、文学賞受賞作家
定価 605円

著者プロフィール

新田次郎

ニッタ・ジロウ

(1912-1980)1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。1956(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、1974年『武田信玄』等で吉川英治文学賞を受ける。1980年、心筋梗塞で急逝。没後、その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。実際の出来事を下敷きに、我欲・偏執等人間の本質を深く掘り下げたドラマチックな作風で時代を超えて読み継がれている。

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ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
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文学賞受賞作家
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