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にごりえ・たけくらべ

樋口一葉/著

407円(税込)

発売日:1949/07/04

  • 文庫
  • 電子書籍あり

落ちぶれた愛人の源七とも自由に逢えず、自暴自棄の日を送る銘酒屋のお力を通して、社会の底辺で悶える女を描いた『にごりえ』。今を盛りの遊女を姉に持つ14歳の美登利と、ゆくゆくは僧侶になる定めの信如との思春期の淡く密かな恋を描いた『たけくらべ』。他に『十三夜』『大つごもり』等、明治文壇を彩る天才女流作家一葉の、人生への哀歓と美しい夢を織り込んだ短編全8編を収録する。

書誌情報

読み仮名 ニゴリエタケクラベ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 304ページ
ISBN 978-4-10-101601-6
C-CODE 0193
整理番号 ひ-3-1
ジャンル 文芸作品
定価 407円
電子書籍 価格 407円
電子書籍 配信開始日 2008/05/01

著者プロフィール

樋口一葉

ヒグチ・イチヨウ

(1872-1896)東京生れ。本名奈津。父則義は、元八丁堀同心で一葉誕生当時は東京府の下級官吏。1886年中島歌子の萩の舎塾に入門。1889年父の死で一家を担うことになり、姉弟子三宅花圃に刺激されて小説で生計を得ることを志す。1891年半井桃水に師事。貧困の中、1894年の『大つごもり』以降独創的境地を開き、『にごりえ』『十三夜』『たけくらべ』等で文壇に絶賛される。数え年25歳で結核に倒れた。

判型違い

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