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たとえる技術

せきしろ/著

539円(税込)

発売日:2019/09/28

  • 文庫

「オダギリジョーが本名と知った時のように驚く」圧倒的なユーモアを生み出す「たとえ」の力。

この本は◯◯のような本である。たとえると一瞬にして世界が変わる。感情を際立たせ、想像力を掻(か)き立て、平凡な言葉に鮮やかな彩りを与えることができる。上手な「たとえ」は効用絶大。視点のずらし方、使いこなしたい様々な「感情」のたとえ方 etc……。少し笑えて意外と学べて、どこから読んでも面白い。読み終わる頃にはきっと何かをたとえたくて仕方がなくなります。解説・高橋源一郎。

目次
たとえないより、たとえたほうがいい理由
感情を共有できる/オリジナリティを生む/伝わりやすい
たとえを作る、いくつかの視点
視点を変える/似た形を探す/似た色を探す/似た動きから作る/よくある表現をアレンジする/得意分野を利用する/学校を使う/著名人を使う/動物を使う/想像力を利用する
状態を、たとえる
広い、狭い/大きい、小さい/長い、短い/アウェー感、ホーム感/偶然/待つ/絶望/別世界/無関係/運命的/その場しのぎ/流れる
たとえるとできる、いろいろなこと
会話を長くできる/時間を潰せる/言葉のイメージを変えられる/季節の挨拶を作れる/コミュニケーションがとりやすくなる/人のタイプをたとえる/おいしさを伝えられる/ピンチを切り抜ける1〜上司に悪口を聞かれていた時〜/ピンチを切り抜ける2〜お母さん以外をお母さんと呼んでしまった時〜/ピンチを切り抜ける3〜他人にバカだと言ってしまった時〜
感情を、たとえる
驚き/寂しい/優しい/孤独/悲しい/後悔/つまらない/信じられない/罪悪感/ありがたい/とまどい/悔しい
おわりに
解説 高橋源一郎

書誌情報

読み仮名 タトエルギジュツ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 宮北ひろみ/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-101571-2
C-CODE 0195
整理番号 せ-18-1
ジャンル エッセー・随筆
定価 539円

著者プロフィール

せきしろ

セキシロ

1970(昭和45)年、北海道生れ。文筆家。主な著書に『バスは北を進む』『逡巡』『去年ルノアールで』など、また又吉直樹との共著に『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』などがある。

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